食べ切れなかったローストビーフの賞味期限はいつまで?その保存方法もご紹介します。
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あけましておめでとうございます
今年も宜しくお願い致します。
お正月ですね、おせち料理を食べながらゆっくり過ごされている方が多いと思います。ところで、おせち料理の中に「ローストビーフ」が入っている場合がありますよね。少し疑問に感じませんか、「中心が赤いけど日持ちするの…?」って。そんなわけで今日はローストビーフの賞味期限についてのお話になります。
ローストビーフの日持ち
はじめに市販のローストビーフの期限からお伝えします。
期限は冷蔵保存で2~3日が消費する目安になります。おせち料理に入っていて何時間も常温放置した場合は2日が限度です。
スライスされていない塊の状態でかつ真空パックに入っている状態なら2~3週間ほど冷蔵保存できます。
長く保存ができる理由としては、塊であることと、真空パックで未開封ということがあげられます。たとえ菌が生存していたとしても外気を遮断しているため菌は繁殖できません。
もともとローストビーフは中心の温度を60℃くらいで時間をかけてローストしているので有害な菌は死滅しています。(これは75℃以上で1分間と同じ効果)
なおローストビーフの中心は赤い色をしていますがしっかりと加熱してあります。低温調理のため肉の内側はタンパク質の熱変性がほとんど起きないので色が赤いままです。なのでジューシーな柔らかい肉の仕上がりになります。
手作りローストビーフはもっと期限が短くなる
手作りしたローストビーフは加熱時間があまくなることがあります。中心がレアな状態のことです。レアな状態だと菌は繁殖を始めるので期限は短くなります。例えていうなら、「たたき」の状態で、表面を炙った仕上がりで半生の状態です。
なので、手作りローストビーフは、塊の状態で冷蔵保存したい場合は3日が限度になります。
スライスしたものはできれば当日、保存状態がよければ翌日までに食べ切ってください。
食べきれない、どうしたらいいの?
残ってしまったローストビーフはチルド室か冷凍保存がお勧めです。
チルド室の温度は0℃くらいなので塊の状態で5~7日くらいは日持ちします。スライスしたものは3~4日くらいです。
ローストビーフを冷凍保存した場合の期限は塊の状態で1ヶ月保存できます。
スライスされているものは2~3週間保存可能です。
やり方は、真空パックのものはそのまま冷凍へ、それ以外のスライスや手作りのものはラップで包み冷凍可能な保存袋に入れて冷凍してください。
解凍方法
解凍方法は前日の夜に冷蔵庫へ移して解凍してください。
急ぎの場合は冷水(氷水がいい)で解凍してください。1時間くらいで解凍できます。
ちなみに、半解凍くらいで切った方が綺麗に切ることができます。
※レンジで解凍すると肉の中にまで火が通り過ぎてしまう可能性があります。レンジ解凍は避けてください。
今日の最後に
ローストビーフはしっかり加熱してあるものの日持ちは冷蔵庫で3日くらいと考えてください。それ以上の保存したいときは冷凍がお勧めです。残ってしまいそうなら早めに冷凍してください。
補足、ローストビーフの赤い液体が出ることがあり血液を連想してしまうかもしれませんが、赤い液体は血液ではありません。「ミオグロビン」というたんぱく質の一種です。有害なものではありませんので安心してください。
それでは、よいお正月休みを!
読んでくださりありがとうございました。