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こんにゃくの黒いつぶつぶは海藻って本当!

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こんにちは
こんにゃくを食べるときに黒いつぶつぶが気になったりしませんか。あれって何なんでしょうかね、食べても大丈夫…?
そこで今日はこんにゃくの黒いつぶつぶについてのお話したいと思います。


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こんにゃくの黒いつぶつぶ

はじめにつぶつぶの正体からです。
こんにゃくの黒いつぶつぶは海藻です。

「こんにゃくは、こんにゃく芋から作るんじゃないの?どうして海藻を使う必要があるの?」と思われた方も多いと思います。その理由はこちら⇩

海藻を使う理由は黒いつぶつぶの色を出すためです。
昔のこんにゃくは手作りをしていたために細かい皮を取り除くことができずに、原材料である「こんにゃく芋の皮」が黒い粒として残っていました。昔のこんにゃくのつぶつぶは「こんにゃく芋の皮」だったのです。昔のこんにゃくには、もう一つ黒いつぶつぶが入っている理由があります。それは凝固剤! 木や草の灰を凝固剤として使っていたので、黒いつぶつぶが入ってしまいました。
しかし現在は「こんにゃく芋の粉」を使うようになったので黒いつぶつぶは残らなくなり、こんにゃくのイメージがないと言われ皮の代わりに「海藻」を入れて昔のこんにゃく感を出しています。この海藻こそが黒いつぶつぶの正体です。
※現在でも昔ながらの製法で作った「手作りこんにゃく」にはこんにゃく芋の皮が入っています。


どうして海藻を使うの?

その答えは、カロリーや栄養に関係しています。
ご存知のとおり、こんにゃくはカロリーが低い食品です。こんにゃくの性質を邪魔せずに従来の姿のままで代用できる素材は海藻が最適でした。それで現在もなお海藻が使われているというわけです。
ちなみに、こんにゃくに使われている海藻は、「アラメカジメ」が使われています。昔はひじきが多かったのですが現在ではアラメが多くなっています。

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出典:カジメ - Wikipedia






ちょっと雑談

白いこんにゃくはどうやって作るの?


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白いこんにゃくはコンニャク芋を切って乾燥し粉砕して作るグルコマンナンの粉である精粉(せいこ)を使っているので白い色になります。精粉は精製してあるため白い粉末状のもので、これをそのまま使うと、白コンニャクができるというわけです。玉こんにゃく、白こんにゃく・しらたきなどが、精粉から作るこんにゃくになります。
でも白いこんにゃくは売れなかったんです。昔の人は白いこんにゃくを認めなかったようです。

もう一つ、さしみこんにゃくの緑色は、青のりやクロレラなどの天然色素が使われています。





今日の最後に

誰もが一度は気になったことがあるこんにゃくの黒いつぶつぶでしたが、その正体は海藻でした。ゴミやカビではないので安心して食べてください。
正体が分かったところで思ったこと、正体が海藻ならつぶつぶの入ったこんにゃくを食べた方がお得なのでは…。 最後まで、読んでくださりありがとうございました。


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