「カレーうどん」と「カレー南蛮」の違いはあの野菜だった
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こんにちは
寒いですね。寒い日は温かい食べ物ということで、今日は寒い日はコレ!カレーうどんとカレー南蛮の違いについての話をしたいと思います。
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「カレーうどん」と「カレー南蛮」の違いとは
この二つ似ていると思いませんか。区別が分かりにくいですよね。実はこの二つを区別するカギは「ネギ」なんです。
カレーうどんのネギは「玉ネギ」が主に使われています。
一方カレー南蛮のは主に「長ネギ」が使われています。お蕎麦屋さんでは南蛮という言葉は「長ネギ」とを指します。たとえば、「カレー南蛮をください」と頼むと「うどんですか? 蕎麦ですか?」と聞かれます。なのでお蕎麦屋さんでは、麺の種類ではなく「長ネギ」が基本になっています。
また、お肉の種類も違います。カレーうどんには関東地方では豚肉を、関西地方では牛肉を使用することが多くなります。一方カレー南蛮には鶏肉が一般的です。
ちなみに、どちらが早く販売されたかと言うと、カレーうどんの方です。
カレーうどんの発祥は、「三朝庵」(さんちょうあん)というお店だと言われています。早稲田にある蕎麦屋です(カツ丼発祥のお店とも言われている)。明治 37 年頃からカレーうどんを提供していたそうです。
そして、カレー南蛮それより少し遅れて、明治 42 年頃に、大阪の「朝松庵」(ちょうしょうあん)という蕎麦屋が考えました。カレーと蕎麦を組み合わせたことがきっかけで作られたメニューです。カレーうどんと同様に、独自の発想で開発がされました。
ちょっと雑談
カレー南蛮の「南蛮」って何のこと?
「南蛮」とは、もともと古代中国で南方に住んでいる異民族に対する呼び名なんです。ですが、16世紀の日本でポルトガルやスペインとの交易が始まると、「南蛮」と言う呼び名はポルトガルやスペインのことを指す言葉として使われるようになりました。
でも「南蛮」と書くのにポルトガルやスペインは南方ではありませんよね。
これは、当時のポルトガルやスペインが日本の南方に位置する、マカオやルソンを支配していて、ポルトガルやスペインの宣教師や商人が来日するときにここを経由していたことから、「南蛮」と呼ばれるようになったことに由来しています。南蛮貿易から「南蛮」をつけるようになりました。
お蕎麦屋さんで使われている「南蛮」は、ポルトガルやスペインから来た人が、ネギを好んで食べていたことから、お蕎麦屋さんではネギそのものを「南蛮」と呼ぶようになったわけです。
先ほどのカレー南蛮の話に戻りますが簡単に言うと、カレー南蛮はカレーとネギ入り、鴨南蛮は鴨とネギ入り、という意味になります。
今日の最後に
カレーうどんとカレー南蛮の大きな違いは「ネギ」が違うことです。
細かいことを言えば、具やとろみなどもありますが一般的にはネギの違いです。寒い日はカレーうどんやカレー南蛮で温まりましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。