『かぶ』と『かぶら』では違いがあるの?
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こんにちは
ところで『かぶ』と『かぶら』は違うものなのでしょうか。
尋ねられたら迷ってしまうもの、今日は『かぶ』と『かぶら』の違いについてお話をしたいと思います。
かぶとかぶらは違うもの?
『かぶ』と『かぶら』、この2つの違いはなんだと思いますか。
実は同じものなんです。地方によって呼び名が異なるだけなんです。
関東では『かぶ』、関西では『かぶら』と呼んでいます。
正式名称は『かぶら』の方で、生物学上後から『かぶ』が採用されました。
平安時代中期に作られた辞書である和名抄には、『葉をアオナとよび、根をカブラと呼ぶ』とあります。現在では『かぶ』でほとんど統一されているので、かぶらとは正式名称と覚えておきましょう。
この他にも違う呼び名が存在します。
かぶら
かぶな
かぶらな
すずな(鈴菜・菘)
ほうさい(豊菜)
だいとうな(大頭菜)
一つの食材でこんなにたくさん呼び名があるのめずらしいですね。
では、違いが分かったところで、かぶの選び方を紹介します。
美味しいかぶの選び方
ポイントとなるのは3つ。
葉
葉っぱは鮮度がわかりやすい部分です。
葉がみずみずしく、色艶が鮮やかで葉脈が左右対称のものが美味しいかぶです。
根
かぶの根の部分のハリと艶があるものは新鮮なかぶです。
古いものはシワが寄ったり、茎と根のつなぎ目部分が黒っぽく変色している場合があるので、白くてハリと艶があるものを選びましょう。
形
根の形は歪みがない丸いものが美味しいかぶです。
まんまるで重量感のあるものを選べば間違いありません。
この3つが揃っていれば美味しいかぶです。なお、かぶの皮と葉っぱも食べることができます。栄養価が高いので是非どうぞ!
ちょっと雑談
なすびの『び』とは
なすも『なすび』と呼びますよね。
なすびもかぶらと同様に東西でその呼び名が違います。なすびの『び』は実を表す言葉で、なすの実からなすびと呼ぶようになりました。
こちらも正式名称は『なすび』の方と覚えてください。
今日の最後に
一般的にはかぶと呼んでいますが、正式名称はかぶら。もしも『ら』はどのような意味があるの?、と聞かれたら助辞でなすびと同じなんだよと教えてあげてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。