ほうれん草の根元にある赤い部分は食べることができる
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こんにちは
今や一年中手に入るほうれん草ですが、ほうれん草の根元にある赤い部分って気になりませんか。「赤いけど食べてもいいの」と、誰もが一度は思いますよね。そこで今日は、ほうれん草の赤い部分の正体についてお話をしたいと思います。
ほうれん草の赤い部分はなんだろう?
ほうれん草の根元にある赤い部分の正体その答えは、ミネラル分であるマンガンとポリフェノールの色!、豊富に含まれているという証の色です。
マンガンは私たちの骨を形成してくれる働きがある成分です。また、鮮やかな色は抗酸化作用のあるポリフェノールが多く含まれているので赤く見えます。
赤くて毒々しい色をしていますが、ポリフェノールなので食べることができるんですよ。ほうれん草は根や茎に栄養を蓄えるので、根や茎の方が栄養価が高いんですよ。
根元の調理方法は?
根の部分には泥が付着している場合があります。よく洗って泥を落とせば食べられます。赤い部分より下の細い根の部分は食べても問題ありませんが、切り落としても構いません。
少し硬い部分なので、一文字か十文字に切れ目を入れてサッと茹でてください。
また、ほうれん草は生食が可能な野菜です。茹でなくてもそのまま召し上がることができます。
生食の場合にえぐみを強く感じることがあると思います。このえぐみの正体は、シュウ酸カルシウム言われる物質です。山菜や山芋、里芋のも含まれ食べることができる物質です。
ほうれん草に含まれているシュウ酸カルシウムは微量なので、大量に生食しなければ人体に影響を及ぼすことはありません。
このえぐみの成分であるシュウ酸カルシウムですが簡単に除去することが可能です。除去方法を説明します。
シュウ酸カルシウムを除去する方法
生の場合、ほうれん草を水の中に5~10分浸ける。
加熱の場合、サッと茹でる。
この作業だけで、約80%くらいのシュウ酸カルシウムは抜けてしまいます。残り20%程は体内に入っても問題のない量です。すぐに排出されてしまうので心配はいりません。
浸けるときの注意点として、浸け過ぎないことがあります。
これは水や熱湯に浸け過ぎるとビタミンが溶け出してしまうということなので注意してくださいね。
ちょっと雑談
レンジで加熱した場合はシュウ酸カルシウムはどうなるの?
レンジで下ごしらえしても大丈夫、シュウ酸カルシウム除去できます。
その理由は、加熱後に水に浸けておくことでシュウ酸カルシウムは減少し、茹でた場合と同じになります。
レンジでの加熱方法
泥汚れを洗い流す
ほうれん草を一枚ずつ切り離す
加熱ムラを防ぐために根と葉を交互にしてラップで包む
600Wで約3分加熱しましょう
加熱後はラップをしたまま水に浸けて粗熱をとります。
粗熱がとれたらラップを外し水に放します。この時にシュウ酸カルシウムは出てしまうので、えぐみはほぼなくなります。熱がとれたら水を切って完成です。
ほうれん草の下ごしらえはレンジでもできます。お湯を沸かさなくてもいいので是非!
今日の最後に
ほうれん草の根元にある赤い部分は、ミネラル分であるマンガンです。ここには栄養がたくさん含まれています。泥汚れさえ洗い流せば食べることができるので、捨てずに食べてくださいね。
2月いっぱいはほうれん草の旬にあたります。ビタミンやミネラルが豊富なほうれん草を食べて元気に過ごしましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。