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芽キャベツとキャベツの違いとは

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こんにちは
キャベツのミニチュアみたいな野菜に芽キャベツがあります。この芽キャベツですが、分類はキャベツでいいのか疑問に思いませんか。そこで今日は『芽キャベツ』についてお話をしたいと思います。


芽キャベツとキャベツの違い

芽キャベツとキャベツは大きく分けると同じ仲間で、ケールから品種改良からできた野菜になります。
大きさの違いと思われていますが、あらゆる面で違ってきます。




芽キャベツはキャベツよりも茎が長くのび、その先で大きな葉が開きます。大きな葉は結球せず開いています。芽キャベツはその長い茎の側面から伸びる脇芽と呼ばれる部分が小さなキャベツのように結球したものです。葡萄のような感じで実を付けます。だいたい1株で50個くらい収穫できるんですよ。
一方キャベツは、一つの株から大きな1玉で実を付けます。


栄養価の違い

仲間なので含まれる栄養素も似ています。共通して多く含まれるのがビタミンCと葉酸カリウムです。 しかし、含まれている量が圧倒的に芽キャベツの方が多いんです。多いのはビタミンCで、キャベツの4倍も含まれています。レモンだとレモンの11.5倍になります。ビタミンCは抗酸化作用により体を老化や酸化から守ってくれる物質ですね。
葉酸も豊富で、葉酸はキャベツの3倍で貧血や動脈硬化の予防に効果があります。
カリウムも豊富で、カリウムはキャベツの3倍でこれは高血圧や動脈硬化の予防に効果のあるミネラルの一つです。
これらの栄養価の違いからも分かるように、芽キャベツはどちらかと言えば親であるケールに近い野菜です。


見た目の違い

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芽キャベツはケールに近いだけあって葉のつきかたも似ています。ケールのような葉で小さなはの集まりです。キャベツは横に広い大きな葉の集まりです。親のケールからはかけ離れた感じです。
見た目の違いからも分かりますが、芽キャベツはケールに近い野菜でキャベツとは違うことが言えます。


芽キャベツの起源は?

ケールの品種改良によって、16世紀ごろベルギーのブリュッセルで作られました。ブリュッセルが原産なので英語名は「Brussles sprouts」という名前が付けられています。
本格的な栽培は、18世紀末のことでフランスやイギリスの菜園で栽培が進み、アメリカでは1812年トーマス・ジェファーソンが栽培をはじめたことを契機に19世紀初頭に各地に普及していきました。
ちなみに、日本へ渡ってきたのは、明治元年(1868年)のことです。


今日の最後に

キャベツのミニチュアのように見える芽キャベツですが、キャベツとは別のものと言えます。その違いは実の付き方や葉、そして栄養価の大きな差が決定的な違いと言えます。小さく見栄えがあまりよくないので評価は低いのですが、栄養が豊富なので食べていただくことをお勧めします。芽キャベツの旬は冬で3月までが美味しい時期です。夏場も収穫はありますが寒い時期に収穫された芽キャベツの方が断然美味しいので是非!
最後までお読みいただきありがとうございました。

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