ニラの臭いは加熱することで減らせます!
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こんにちは
食べると美味しいニラ、でも強い香りが気になりませんか。購入するときはそれほど強烈な臭いはなかったのに、調理すると匂いますよね。料理に使うと、どうして強烈な匂いを発するのでしょうか?
そこで今日は『ニラの臭い』についてのお話をしたいと思います。
ニラの臭い
強烈な臭いの原因は、ニラの葉の細胞が壊れるからです。
これは臭いの元になる硫化アリルが活性化されるからで、包丁などで傷つけてしまうと臭いが発生します。細かければ細かいほど(みじん切りなど)強い香りになります。
またスーパーで購入したばかりなのに匂う原因は、運搬中に葉が傷ついてしまっているからなんです。
ではこの臭いを消す方法ってあるのでしょうか。
答えは、ありません。
しかし、軽減させる方法はあります。
それでは、その方法を紹介します。
水にさらす
硫化アリルは水溶性なので、水にしっかりとさらすことで溶け出します。これで臭いを緩和することになります。このとき、長時間さらすと栄養も溶け出してしまうので注意が必要です。
加熱調理
硫化アリルは加熱することで変化して糖質と反応して甘みを形成する性質があります。加熱によって香りは軽減されます。例として、同じ仲間の玉ねぎがあります。玉ねぎは加熱のよって香りが飛び甘くなりますよね。
根元を捨てる
硫化アリルは根元の部分に多く含まれる成分です。臭いが気にときは、根元の部分を切り落とすと匂いは軽減できます。白い部分は切り落としましょう。
上記の方法で一番効果的なのが、十分な加熱調理です。
例にとると、餃子はニラの匂いがあまり匂いませんよね。あれは餃子は加熱時間が長いので臭いが少なくなるからです。
今までニラの臭いが強いと感じていた方は、加熱時間を少し長くしてみてください。確実に臭いは減ります。
また予めニラだけを先に加熱しておくのも一つの手段になります。
ニラの臭い対策をしたのに息が臭いのはどうして?
ニラの臭いの元となるアリシンが体内に吸収されたからです。
アリシンが体内に吸収されると血液中に取り込まれて全身に運ばれていきます。そして最終的に肺を通ってクサイ臭いが口から出てきます。アリシンが血液中に吸収される時間は食後1時間くらいなので、それまでに対策をとる必要があるんです。
対策には、牛乳を飲む、ポリフェノールを摂るなどがあります。
牛乳は臭いの元となるアリシンと結合して臭い成分を包み込んでくれます。
ポリフェノールはアリシンのニオイを消臭することができます。皮付きのリンゴやチョコレート、ブルーベリーを食べるといいですよ。食後、1時間以内に食べてくださいね。
今日の最後に
ニラの臭いを減らすポイント
傷ついたニラを選ばない。
細かくカットしない。(細かくカットした場合は十分に加熱調理する)
しっかりと加熱調理する。
これで臭いは減らすことができるので試してみてくださいね。 またこの方法はニンニクにも有効です。
しかし完全に消えたわけではないので、臭いが気になる方は口臭対策は必要になります。ニラの匂いの成分であるアリシンは、体内から消えるまでに16時間かかるそうなので、食べるときには万全な対策をとってくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。