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ラー油の「ラー」はどんな意味?

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ラー油




こんにちは
中華料理には欠かせないラー油。ところで、ラー油のラーにはどんな意味があるのでしょうか。今回は意外と知られていないラーについてのお話をしたいと思います。

ラー油のラー




ラー油のラー

 ラーは中国語の発音です。ラー油は漢字で書くと「辣油」。こちらの方が分かりやすいですね。この「辣」には熱さを伴うほど辛い、という意味があります。ラー油を簡単に言うと、ぴりっと辛い油となります。ちなみに、酸辣湯という料理は、「サンラータン」と読みます。四川料理の一種で酸味と辛味のスープになります。

 ラー油の一般的な作り方は、ゴマ油に唐辛子と各種香辛料を入れてゆっくり軽く加熱して作ります。そして香りが出た油を粉唐辛子にかけてラー油になります。

 ラー油はプロが作るものと思っている方も多いと思いますが、実はもっと簡単に作ることができるんです。 では作り方をご紹介します。


簡単に自家製ラー油


用意するもの

  • ごま油 大さじ1杯

  • サラダ油 大さじ1杯

  • 一味唐辛子 小さじ1杯

  • 耐熱皿(深型)


作り方

  1. 一味唐辛子を器(深型の耐熱皿)に入れる

  2. 少し煙が出るまで油を熱する

  3. 1の器に熱した油を注ぎ、混ぜる

  4. 常温になるまで冷めたら完成です


すぐに使わないときは、小瓶に入れて直射日光を避けて、常温保存で1ヶ月保存でます。

ラー油に香りを付けたいときは、 一味唐辛子の代わりに七味唐辛子を使ってください。作り方は一味唐辛子を使ったときと同じです。保存期限は1ヶ月になります。


市販のラー油の期限は?

 開封した市販のラー油は、1~2ヶ月が期限になります。理由は、油の酸化です。

 ラー油の原材料に使うゴマ油は、油のなかでも比較的に酸化しにくい油のひとつではありますが、酸化しないわけではありません。美味しく食べるなら1~2ヶ月が限度になります。また、ラー油にサラダ油を使っている場合は、酸化がはやいので少し短くなってしまいます。

 酸化を少しでも遅らせたいなら、冷蔵庫で保存してください。ただし、低温だと固くなってしまうので、使うときは常温に戻してからお使いください。冷蔵保存で2ヶ月です。


ラー油の酸化

酸化した場合には「異臭がする」「風味が無くなる」「変色する」「味が変わる」などの変化が現れます。異変を感じた場合には、食べないで処分してください。


ラー油の処分方法

 ラー油の処分方法は、古新聞やキッチンペーパーにラー油を吸わせます。これをビニール袋に入れて燃えるゴミの日に出してください。

  空き瓶は中性洗剤で洗い油を落としてください。後は自治体の回収方法に従って空き瓶を処分してください。なお、油を下水に流すと固まって排水管の内側に付着して詰まってしまいます。決して流さないようにしてください。


今日の最後に

 ラー油のラー(辣)は、中国の発音で、意味は熱さを伴うほど辛いという意味です。
 ちなみに、日本でラー油が作られたのは江戸時代にあたる1620年~1645年ごろだといわれています。
最後までお読みいただきありがとうございました。


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