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モヤシの「ひげ根」は取ったほうがいいの?

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モヤシ




こんにちは
モヤシの根にあたる「ひげ根」。普段あまり気にしない部分だと思います。よく栄養が豊富と言われていますが、あれって本当なのでしょうか。そこで今日は『モヤシのひげ根』についてのお話をしたいと思います。

モヤシのひげ根




モヤシのひげ根

 実は栄養が豊富なところなのですが、食感や見た目が悪いのでとったほうがいいとされています。モヤシの「根」にあたる部分で食物繊維が多く含まれていて、やや筋っぽいところでもあります。栄養面を重視するならそのまま食べたほうがいいですね。

 ひげ根があることでデメリットもあります。モヤシ全体の味が落ちてしまうということです。それに日持ちも悪くなります。美味しさを重視したい場合や日持ちなどを考えたら取り除きたいところです。


ひげ根にある栄養

ビタミンB2

 皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きがあります。エネルギーをたくさん消費する人ほどビタミンB2はたくさん必要になります。


ビタミンC

 鉄分の吸収を良くしたり、コレストロールを低下してくれる働きがあり風邪予防にも抜群の効果があります。


タンパク質

 生命の根底を作る最も大切な栄養素がタンパク質です。人間の体は全てタンパク質で構成されています。


カリウム

 血圧を下げてくれる働きがあり、血液循環を調整してくれる大事な大事な栄養素です。


カルシウム

 骨や歯などを作ってくれる栄養素。その他にも、血液凝固、筋肉収縮、神経の興奮の抑制などなどたくさんの働きがあります。


 このようにひげ根には多くの栄養が含まれています。もしひげ根を取り除くのであればそれは、「ヒゲを取る=栄養を捨てる事」になってしまいます。よく言われる、取らないほうがいいということも納得できます。


ひげ根を取るとどうなる

 モヤシ臭さが無くなり舌触りがよくなります。ひげ根を取り除くことにより、風味が出て圧倒的に美味しくなるということです。料理店のモヤシにひげ根がない理由はこのことです。

 ひげ根の取り方は、ひげ根を摘まむか、切り落とします。取り除いたら水にさらします。包丁を使うより摘まんだほうが早く取ることができます。

 ただひげ根を取ることでデメリットが出てきます。それは取り除いた部分からビタミンが出てしまうことです。モヤシの大事な栄養の一つなので、栄養を考えるなら取らないほうがいいと言えます。


ひげ根の変色

 ひげ根が茶色に変わってしまうのは、劣化した証です。少しの変色なら火を通してそのまま食べることが可能です。火を通せば臭いも消えます。変色で注意したいのが、変色して水っぽい状態です。この状態のものは、食べることができないので処分するしかありません。処分の対象はもう一つ。先ほどの火を通した場合のもので、1分くらい煮ても臭いが残っているものは処分の対象になります。食べないでください。


結局のところモヤシのひげ根は取る?取らない?

  • 栄養重視や時間をかけたくない場合は取らない。

  • 美味しさにこだわるなら、ひげ根を取り除く。

 ひげ根を取るのが面倒な方は、根切りモヤシをお勧めします。でも、少し高くなりますが…。
私は美味しく食べたいので、普通のモヤシを摘まんで取り除きます。


今日の最後に

 それぞれにメリット、デメリットがありますが、ひげ根を取り除くと美味しくなるのは事実です。しかし、時間がかかるというのも事実なので、時間に余裕があるときには是非やってほしいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。


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