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アサリが開かない!死んだアサリの見分け方

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アサリ、潮干狩り





こんにちは
アサリの砂抜きをしていて、もしかしたら死んでいる(腐っている)と感じたことはありませんか。このときの判断って難しいですよね。どのような状態だと死んでいるのか…。 そこで今日は『あさりが死んでいるのか判断する目安』についてのお話をしたいと思います。


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アサリが死んでいるのか判断する目安

砂抜きをしていても、すべてのアサリが口を開くわけではないので、死んでいるのか判断は難しいです。では早速説明に入ります。死んだ(腐った)アサリの特徴は次の通りです。  

見た目・動き

パッケージの中や砂抜きをしている水の中で、殻の間から水管が出ておらず閉じたままのもの。

 新鮮なアサリは、砂抜きしている最中に管を伸ばし、水を噴き出しますが、腐りかけのアサリは殻が開きません。殻の間から管を出さないアサリは、水管を自分で切ってしまったものです。このようなアサリはすぐに死んでしまうので、腐るのも早くなります。


ニオイ

 死んでいるアサリは異臭がします。

 独特の磯臭いニオイや、硫黄のようなニオイがします。このようなニオイがあるときは、死んでいる証拠です。新鮮なアサリはニオイはありません。この他にも、油っぽいニオイがするものは、腐ってはいませんが、海の水質が悪いことが考えるられますので避けた方がいいでしょう。このようなことから、少しでも異臭を感じたら死んでいると判断しましょう。



死んだアサリを食べると危険なの?

 調理前に死んでしまったアサリを食べることは危険です。

 アサリが死んだ直後なら火を通せば食べることができますが、4時間以上経ってしまったアサリを食べる人体に悪い影響を与えます。これは「貝毒」と呼ばれる毒を発生させるからです。この「貝毒」を体内に入れてしまうと食中毒になり下痢や嘔吐を起こしてしまいます。貝毒は30分で腹痛や下痢、嘔吐が始まる強い毒性があるので注意しなければなりません。なお、貝毒は加熱をしても無毒化にはできないので、死んだアサリを見つけたら、すぐに取り除きましょう。

 死んだアサリを取り除き、生きたアサリを数回洗い直せば食べることが可能になります。



死んだふりをするアサリ!

 冷蔵庫などの低温状態の場所では、置いておくと動きが鈍り仮死状態になることがあります。死んだふりの状態です。

 仮死状態になると口が半開き状態でしっかりと閉じなかったり、水管が出たまま動かなくなったりして死んでしまったように見えます。このときに、腐敗臭や水の濁りがあったらそのアサリは死んでいると判断できます。ですが、難しいのは腐敗臭や水の濁りがない場合です。見極めるためには、アサリを冷蔵庫などから出して、水を常温に戻すことで見極められます。

 水温が上がってくるとアサリが息を吹き返して動き出します。開いていた口が閉じたり、突いてみて動けば生きている証拠なので食べることができます。逆に水管が出たままのものは弱っていたり、溺死した可能性があります。これらは処分の対象と見なして諦め取り除きましょう。



加熱しても開かないアサリ

アサリ料理


 加熱しても開かないアサリは、殻を洗う際に蝶番が壊れたものだと思います。死んでいたものか、生きていたけど壊れたのか、こう言ったときは見分ける方法はないので、口が開いていないアサリは食べないようにしてください。



今日の最後に

アサリが死んでいる状態(腐っている)

  • 腐敗臭や水に濁りがある

  • 加熱しても口が開かない

迷ったときは

  • 水温を適正な状態にし様子を見る。

  • 加熱してみる。口が開けばOK、開かないときは捨てる。


 なお、冷凍のアサリも同じことが言えます。冷凍のアサリは冷凍することで既に死んでいますが、加熱しても開かないのは冷凍前に死んだか、蝶番が壊れたものです。開かないものは取り除きましょう。

  死んでいるあさりは腐敗が進みが早いので、少しでも異常を感じたら処分してください。
最後までお読みいただきありがとうございました。


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