カイワレ大根が辛いのはどうして? 辛味を抑える方法を教えて!
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こんにちは
安くて栄養価もあるカイワレ大根。サラダや付け合わせなど幅広く使えて便利ですよね。でも辛いのが難点。この辛味を抑えることが出来たらいいですよね。そこで今日は『カイワレ大根』についてお話したいと思います。
カイワレ大根の辛味
カイワレ大根が辛い理由は、大根を含むアブラナ科の野菜が持っている「イソチオシアネート」という成分を含んでいるためです。この成分は大根の細胞が壊されるときに、細胞内に含まれている辛味発生酵素・ミロシナーゼが働くことで発生し辛味を感じさせます。
辛味を抑える方法
イソチオシアネートは熱に弱い成分なので加熱することが1番です。サッと加熱するだけで辛味を抑えることができます。
しかし、この加熱調理にはデメリットがあります。それは栄養としての役割がなくなってしまうことです。
イソチオシアネートは、がんの予防や動脈硬化、老化、生活習慣病といった効能もあるので、できることなら生で食べたい野菜なんです。でもこれでは今回のテーマから外れてしまします。何とかして、生の状態で辛味を抑える方法はあるのでしょうか。
完全に消えることはできませんが、辛みを軽減させ味をまろやかにする方法ならあります。それは、油を含んだ食品と合わせることで辛味をごまかすと言った方法です。知らず知らずのうちに皆さんがやっているマヨネーズやゴマダレを使うという方法です。油分と合わせることでマイルドになり辛味をごまかすことができます。
辛味を抑える方法
加熱調理に使う場合は、そのまま調理してください。サラダなどに使う場合は、レンジが1番です。
レンジで加熱
耐熱皿に根元を落としたカイワレ大根をのせる。
ラップをせずに電子レンジ(600W)で20~30秒程加熱する。
生食する場合
マイルドなドレッシングを使う。
油を含む食材と合わせる。
パスタや煮物、冷奴などと一緒に食べると辛味はそれほど感じません。ドレッシングならシーザードレッシングがお勧めです。マヨネーズやチーズでまろやかになりますよ。
ちょっと雑談
カイワレ大根の語源
カイワレ大根を漢字にすると「貝割れ」となります。貝が割れる大根って、少し変わった名前ですよね。これは、二枚貝が開いた形と葉っぱばそっくりなことから「貝割れ大根」と名付けられたそうです。
カイワレ大根は、平安時代からの食べられていたそうで、平安時代中期に作られた辞書『和名類聚抄』には、黄菜(おうさい)としてカイワレ大根(ノダイコンの若芽)が記述されています。「カイワレ大根」と名付けられのは定かではありませんが、現在のような水耕栽培方式による大量生産システムを考案したのは1960年代の後半のことです。
カイワレ大根と言う名前に「大根」と付けられている理由は、カイワレ大根は四十日群大根の種を発芽させた新芽だからです。これを40日前後育てると、直径3cmぐらいの細い大根に成長します。このことから「大根」という字が付けられています。
今日の最後に
カイワレ大根か辛い理由は、成分のイソチオシアネートによるものです。
イソチオシアネートは加熱により飛ばすことが可能です。簡単な方法は、レンジで20~30秒程加熱です。
加熱するだけで辛味が抑えられ食べやすくなるので是非お試しください。ただし加熱すると、がんの予防や動脈硬化などの効果が失われてしまうので注意してくださいね。 最後までお読みいただきありがとうございました。