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玉ねぎの皮は栄養豊富! 皮は食べなきゃ損!

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玉ねぎの皮




こんにちは
幅広い用途で料理で使われる玉ねぎですが、茶色の皮ってどうされていますか。捨てしまうのが普通ですよね。ですが、皮にはたくさんの栄養が含まれているですよ。そこで今日は『玉ねぎの皮』についてお話したいと思います。


玉ねぎの皮




玉ねぎの皮にも栄養がある!

 普段は捨てている玉ねぎの茶色の皮ですが、意外と栄養素が豊富なんです。皮にはポリフェノールの一種「ケルセチン」という物資が含まれています。玉ねぎの実の部分より皮の方が、約30倍も含有量が多く含まれているんですよ。ケルセチンは抗酸化作用をもち、活性酸素を取り除く働きがあります。


ケルセチンの働き

 ケルセチンは、ビタミンPというビタミン様物質のひとつで、主にビタミンCの働きを助ける成分といわれています。血管をしなやかにするほか、活性酸素によるダメージを防ぐ抗酸化作用があります。


ケルセチンの効果


 薄い皮を摂取するだけで、こんなにもたくさんの効果が得られます。驚きですよね。しかし、もっと驚くのは摂取方法です。

 摂り方はとっても簡単、料理に入れるだけ。ケルセチンは水に溶けやすく、熱にも強く、長時間煮込んでも失われることはありません。カレーやシチュー、汁物に入れるだけなんです。それに皮には旨味成分のグルタミン酸が含まれているので、料理に使うと素材の味をぐっと引き立ててくれます。煮込み料理に使えば一石二鳥というわけです。

 また、ケルセチンの効果をさらに高めるには、チーズと一緒に食べると吸収率がアップします。チーズに含まれているLTP(ラクトトリペプチド)が血管をしなやかにし、ケルセチンの吸収率がアップしたくれます。皮なので抵抗のある方は食べる前に取り除いてくださいね。もちろん、そのまま食べても構いません。


玉ねぎ皮茶

 料理に入れたくないと言う方には、玉ねぎの皮茶がお勧めです。


作り方

  1. 洗った玉ねぎの皮を煮る。

  2. 水が沸騰したら弱火にして5分煮出す。

  3. 皮を取り除いて完成です。

 煮るだけで玉ねぎ皮茶ができます。苦みがあるので、はちみつや塩コショウなどで味を調節して飲んでください。できることなら、1日干したものを使うとケルセチンに効果がアップするので、天日で干してから使ってください。


玉ねぎは干すといい

 玉ねぎは一週間ほど日光に当てるとケルセチンが4倍になります。紫外線に反応して増えるので、日光はあたる風通しのよい場所で保存してみてください。1日ほどでもその効果はあるので、食べる前に干してみてください。



玉ねぎをまるごと食べる

 玉ねぎはまるごと食べるのがお勧めです。まるごとならケルセチンも摂取でき、同時にアリシンも摂取できることになります。アリシンは、みなさんがご存知の免疫力を高める効果がある物資です。免疫力を高めたい今だからこそ、まるごと食べるのがお勧めなんです。玉ねぎを食べるときには、皮も一緒にまるごと食べてくださいね。



今日の最後に

 玉ねぎの皮は栄養が豊富です。代表的なものにケルセチンがあります。抗酸化作用をもち、活性酸素を取り除く働きがあります。実より皮の方が約30倍も多く含まれています。このことから普段は捨ててしまう皮ですが、積極的に摂取した方がことがわかります。玉ねぎの皮は捨てずに、しっかりと体内に取り込みましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。


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