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ニンニクの芽が栄養豊富って本当?

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ニンニクの芽は栄養豊富





こんにちは
店頭で見かけるニンニクの芽。栄養が豊富と言われていますよね。栄養豊富って本当なのでしょうか。それ以前に、ニンニクの芽ってどの部分なのでしょうか。そこで今日は『ニンニクの芽』についてお話したいと思います。


ニンニクの芽




ニンニクの芽

 ニンニクの芽とは、普段食べているニンニクから伸びてきた芽になります。ニンニクが花をつけるために伸ばす「花茎(かけい)」と呼ばれる部分がニンニクの芽の正体です。芽と言うよりは茎と言った方がわかりやすいですね。


 このニンニクの芽ですが、ニンニクよりも低カロリーで栄養価は同等!疲労回復や滋養強壮、血行促進や殺菌作用もあり優れた食材なんですよ。何より低価格なのが嬉しいところです。


 ニンニクの芽の栄養で代表的なものはカロテンです。カロテンといえば人参やトマトなど緑黄色野菜です。実はニンニクの芽もれっきとした緑黄色野菜なんです。なのでカロテンが豊富に含まれています。


 ニンニクの芽に含まれるカロテンは体内でビタミンAに変わります。ビタミンAは肌や粘膜を健康に保つ効果があります。また、抗酸化作用があるので美肌効果や免疫力の活性化が期待できますよ。



ニンニクの芽にもアリシンが含まれている

 ニンニクの芽と言ってもアリシンはちゃんと含まれています。と言うよりもニンニクの芽に含まれるのはアイリンという物質なんですが、これは傷つけることでアイリンとアリイナーゼが働きでアリシンになります。結果、アリシン含まれていることになります。


 アリシンは強い殺菌作用、疲労回復、新陳代謝の活性化、血栓の予防、抗酸化作用があります。このように多くの効果が期待されますが、この時期に注目したいのは風邪や感染症の予防です。

 アリシンにはこんな事例があります。風邪や咳や感染症などに苦しんでいる患者さんに発芽ニンニクを与えた結果、体に強力な量の抗酸化を与えた事例があるそうです。他にも、日本の古典文学である源氏物語には、アリシンを含むニンニクが風邪の薬として利用されていたという記述があります。アリシンには病原菌から体を守る働きがあると言えます。


 このように、ニンニクの芽に含まれるカロテンとアリシンが摂れるのは非常に素晴らしいことです。ニンニクでは摂取できないビタミンAが摂れるのはニンニクの芽の大きな特権です。 加えて、ビタミンCやカルシウムが摂取できるので、より多くの栄養が一度に摂れるので、ニンニクよりもかなりお得な食材と言えます。



美味しい選び方

 一般的に売られているニンニクの芽は冷凍されているものも含め99%は中国産のものです。国産のものは出荷量が少ないので入手困難です。でも、ポイントをおさえれば大丈夫です。

  • 緑色が鮮やかなものを選びましょう。

  • 茎がやわらかく弾力性がある。

  • 太く真っ直ぐ伸びているもの。


 上記の3点が当てはまれば美味しいニンニクの芽です。反対に切り口が茶色く傷みはじめていたり、全体に黄色みを帯びているものは鮮度が落ちている証拠なので避けた方がいいですよ。


 購入後の保存は、2~3日程度で食べてください。すぐに食べない場合は、1分程下茹でしてから冷凍保存してください。1ヶ月程度保存できますよ。



今日の最後に

 ニンニクの芽は、生ニンニクにも負けないほどの栄養が含まれています。ビタミンAが摂取できるのは非常にありがたいですね。生ニンニクと同様に強い殺菌作用もあるので積極的に摂りたい食材です。


 5月からが旬の時期です。嫌な臭いも癖もなく、それに栄養が豊富なので食事に取り入れてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。


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