みたらし団子の「みたらし」の由来
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こんにちは
毎月3・4・5日は「みたらし団子の日」です。
ところで、みたらし団子の「みたらし」って漢字で書くと「御手洗」ですよね。少しヘンな感じ、違った意味を連想します。そこで今日は『みたらし』についてお話したいと思います。
みたらし団子
みたらし団子の起源は、京都市左京区下鴨の下鴨神社が行う「御手洗祭」にあります。御手洗祭のお供えに団子があり、この団子は氏子が各家庭で作っていました。やがて境内の茶店でも団子が売られるようになり下鴨神社の名物になりました。やがて「御手洗団子」と呼ばれるようになったそうです。このときの団子は、団子を5つを竹串に刺し、醤油のタレに付け、焼いた団子だったと言うことです。
御手洗祭とは、7月の土用の丑の日に御手洗池に足を浸けると疫病が祓われるという言い伝えから、参詣人が膝までひたり、無病息災を祈るという行事である。御手洗池にはこの期間だけしか入ることができません。
みたらし団子にはもう一つ説があります。鎌倉時代に、後醍醐天皇が「清め」のために、御手洗池の水を手ですくったところ、大きな泡がひとつ浮かび、少し間を置いて4つの泡がプクプクと浮かび上がりました。この様子を人に見立てて団子にしたのが、御手洗団子の起源と言われています。ちなみに、泡が浮かび上がったのは、京都の三大祭り「葵祭」のヒロインの斎王代の清めのときだったという話もあるようです。
昔はこれを一串一束とし、熊笹で扇型に包んでいたそうです。鎌倉時代のみたらし団子は、串先に団子を1つ、少し離して4つの団子を刺していました。これは串先の団子が頭部で、その下の4つの団子が胴体を表しています。御手洗団子を五体(人体)としていたようです。
みたらしあん
昔の御手洗団子は醤油のみだったようですが、戦後に黒蜜などを使って甘いタレをかけるようになったそうです。現在使われている甘辛いタレ、このタレは自宅で簡単に作れるんですよ。では作り方を紹介します。
簡単!みたらしあんの作り方
材料
砂糖 大さじ2
醤油 大さじ2
片栗粉 大さじ1
水 100ml
作り方
鍋かフライパンに全ての材料を入れる。
かき混ぜながら沸騰させる。
沸騰してトロミが付き透明になったら完成です。
レンジ編
耐熱容器に全てを入れてよく混ぜる
レンジ500wで30秒加熱する。
取り出してスプーンでよく混ぜる。
もう1度レンジ500wで30秒加熱する。
トロミがついていれば完成です。(トロミが少ない場合は10秒ずつ加熱)
砂糖はお好みで調節してください。また、本みりんがあれば、大さじ1杯を加えると美味しくなりますよ。みたらしあんはお団子に限らずアイスクリームなどにも使えます。是非!
今日の最後
みたらし団子の名前にある「みたらし」の由来は、下鴨神社が行う「御手洗祭」に大きく関係しています。下鴨神社の側にある御手洗川の名前をそのまま付けたということです。2つの説がありましたが、私としては泡の説、ヒロインの斎王代の清めの話を信じたいですね。
みたらし団子の日ということで、みたらし団子について書いてみました。毎月3・4・5日のいずれかに、みたらし団子を食べてみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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