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手作りゼリーはどのくらい日持ちするの?

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ゼリーの消費期限




こんにちは、気温が上がって暑いですね。
暑くなると食べたくなるのが冷たいゼリー。市販のゼリーも美味しいのですが、手作りゼリーもいいですよね。ところで、手作りのゼリーってどのくらい日持ちするんでしょう。気温が上がっているので心配ですよね。一見、傷みそうなものは入っていないので日持ちしそうに見えるんですが…。
そこで今日は『手作りゼリーの消費期限』についてお話したいと思います。


ゼリーの消費期限




手作りゼリーの消費期限

 手作りゼリーの消費期限は、冷蔵庫で保存した場合に限り、製造日を含めて2日以内です。



理由
  • 2日以上経過してしまうと味が落ちてしまう。

  • 2日を過ぎると雑菌が繁殖し始める。


 ゼリーはゼラチンを使って作られています。それにプラスして水分がとても多い食品です。ゼリーは菌が繁殖しやすい環境が整ってしまっているんです。ゼリーは水分の多い生菓子なので、手作りのゼリーは長期保存ができない食品になります。


 寒天で作ったゼリーも日持ちしません。理由は、ゼラチンの場合と同じです。寒天は菌の培養にも使われるほど菌が繁殖しやすい素材、手作りなら菌の繁殖も速くなります。なので、2日が限度になってしまいます。


 アガーを使った場合も同様です。日持ちしないので注意が必要です。


 牛乳を使った場合のゼリーは、上記のゼリーよりも更に短くなります。牛乳が入っているので、いくら火を通していても、完全に殺菌することは難しくなります。牛乳を使用したものはその日のうちにお召し上がりください。


 また、市販のゼリーも開封してあるものは、2日程度になります。こちらも理由は同じで、雑菌の繁殖が原因です。開封したら2日以内に食べ切るようにしましょう。


 どうしても食べ切れないのなら冷凍保存しましょう。生菓子なので本来の食感は損なわれてしまうので、それを承知で冷凍するならOKです。食べるときは、半解凍にしてシャーベット状にして食べると美味しくいただけます。2週間程は冷凍保存できますよ。



冷凍を前提としてゼリーを作る
アガー


 食感を失うことなく冷凍したいときは、作るときにゼラチンや寒天の代わりにアガーを使用することで冷凍可能になります。


 アガーとは海藻の抽出物であるカラーギナンを原料とした凝固剤です。アガーを使用することで解凍しても水っぽくならず、なめらかな食感をそのまま保つことができます。例えば、凍ったままお弁当箱に詰めれば保冷剤の代わりになり、食後のデザートにする場合に便利です。解け出す水分も少なめになりますよ。
こちらも冷凍期間は2週間になります。



ゼリーが腐ると

 ゼリーは一般的に腐ることはほとんどありません。腐るとしたらフルーツや牛乳などを使ったときです。添加したものによって腐敗スピードが変わってくるので注意しましょう。


 腐敗よりもコワイのは菌の繁殖です。菌は塊になるまで目に見えないので作りたてのゼリーではわかりません。しかし確実に菌は生きているので増殖させないようにしましょう。



今日の最後

 手作りゼリーの消費期限は、2日以内です。

 牛乳などを使った場合は、その日のうちが消費期限になります。どうしても食べ切れないのであれば冷凍しましょう。

 これからの暑くなると菌の繁殖条件が整います。冷蔵庫で保存していたからと過信せずに早めに食べ切ることをお勧めします。
最後まで読んでくださりありがとうございました。


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