暑さとハッカ油 錯覚に注意しましょう!
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こんにちは
暑い日のマスクはホント辛いですね。そんななか、よく耳にするのがハッカ油です。スーッとしていいとか…。
そこで今日は『ハッカ油』についてお話したいと思います。
ハッカ油
「マスクにハッカ油を一滴」という記事をよく見かけますよね。確かにハッカ油を一滴マスクにかければスーッとして爽快な気分になります。しかし、注意してほしいのが「それは、気がしているだけの錯覚」と言うことです。実際には体温は下がっておらず温度はそのまま、冷感の衣服と同じことになります。
そこで、気を付けなければならないことは熱中症です。錯覚を起こしているので体温の上昇や喉の渇きに鈍感になり、症状に気付かない恐れがあります。ハッカ油を使うことは消臭などにもなるのでいいとは思いますが、少しでも間違った認識をしたら脱水症状が起きてしまいます。ハッカ油を夏のマスク使用の暑さ対策にとお考えの方は、必ずこまめな水分補給や温度調節が普段以上に必要になることを覚えておきましょう。
ハッカ油を使っても、「温度は1℃も下がっていません」ので注意してくださいね。
ハッカ油ってなに?
ハッカとは、ミントの一種で日本に自生している和種ハッカのことです。ハッカ油は、このハッカを蒸留・精製して作られた万能なオイルのことです。植物から作られているので体に優しく、ドラッグストアで気軽に買うことができお値段も手頃なのが特徴です。用途は、虫除け・掃除・体のケアなど幅広い分野で使うことができます。国産のハッカ油で有名なのが北見のハッカ油です。こちらの商品は食品としても利用でき、紅茶やお菓子の風味付けなどにも使われています。
ハッカ油は飲用できる
市販されているハッカ油は飲用可能なものもあります。箱など注意書きに、「食品添加物」と書かれてあれば飲み物や料理に使うことができます。
国産のハッカ油はほとんどが食用可能ですが、なかにはアロマ用で食用不可のハッカ油もあるので注意してくださいね。
使い方は、ドリンクやお菓子、料理に1~2滴を入れるだけです。夏バテで食欲不振時や気分転換したいときのお使いください。なお、ハッカ油を使うことでの副作用はありませんが、入れ過ぎると刺激が強くなりますので注意しましょう。
ハッカ油スプレー
除菌や消臭、虫よけなどにも使えるハッカ油、少し希釈して使いやすくしてみましょう。暑い日も爽やかに過ごすことができる「ハッカ油スプレー」の作り方を紹介します。
ハッカ油スプレー100ml
用意するもの
スプレーボトル(アルコール対応)
無水エタノール 10ml
ハッカ油 10~20滴
水(水道水または精製水) 90ml
作り方
- スプレーボトルに無水エタノール、ハッカ油、水を入れてよく混ぜたら完成です。
保存期間
冷蔵保存で、1週間保存できます。
※水道水を使った場合は、塩素効果でもう少し日持ちします。
エタノールを含んでいますので飲用には向きません。また、希釈しても、人によっては有害反応(かぶれ、蕁麻疹)が起きる場合があります。化学物質過敏症の方もおすすめしません。赤ちゃんへの使用もお控えください。
今日の最後に
ハッカ油を熱中症対策に使うことお勧めできません。ハッカ油を使うことで錯覚を起こしているだけです。消臭や気分転換でマスクに使用するときは、熱中症には十分に注意しながら使ってください。
ハッカ油スプレーは、除菌効果や虫よけとしても使えます。使用期限が1週間なので注意してください。
最後までお読みいただきありがとうございました。