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「厚揚げ」は油揚げとは違う優れた食品!

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厚揚げ




こんにちは
みなさんご存知の油揚げ。栄養豊富で使い勝手がいい食品ですよね。
ところで、これと似たものに厚揚げと言うものがあります。同じお豆腐から作られているのに、厚揚げは油揚げは何が違うのでしょうか。それにもともと「油揚げ」とは何であるのかも気になります。
そこで今日は『厚揚げ』についてお話したいと思います。

厚揚げのこと




厚揚げのこと

 はじめは、油揚げのことをからです。


油揚げ

 油揚げは水切りしたお豆腐を、薄く切って揚げたものです。 油揚げは薄揚げとも呼ばれ、豆腐が油の中に完全に浸るようにして2度、3度と十分に揚げたのが特徴の食品です。中が空洞の袋状になっているので、ご飯を詰めたり、お餅を詰めたりして食べることもあります。



厚揚げ

 厚揚げは、豆腐1丁から半丁程度の大きさに切った豆腐を、油で揚げた食品です。豆腐の表面のみを揚げて、中は豆腐の状態を残すのが特徴です。揚げる際に中まで十分に火を通さないことから、「生揚げ」とも呼ばれてます。作り方は、水を切った豆腐を、180~200℃の高温の油でキツネ色になるまで揚げます。中を生豆腐の状態に保つことがポイントです。



 厚揚げの特徴で見逃してはいけないのが、糖質がお豆腐より低いことです。同じ100gを使った場合に、木綿豆腐が1.2gなのに対して、厚揚げは0.2gになり非常に低い数値になります。これは豆腐を厚揚げにする際に、「水分を抜いて揚げる」という工程で糖質も抜けているからです。これは厚揚げの大きな特徴と言えます。



 また、タンパク質が多いことも特徴です。厚揚げは豆腐と比べると、約2倍のタンパク質が含まれているのです。これも水分を抜いてあるので、お豆腐の成分が凝縮されているからなんですね。


 糖質オフで高タンパク質、このことから厚揚げは体重が気になる方にお勧めな食品と言えます。糖質制限中の方は、豆腐よりも厚揚げを食べた方が摂取糖質量が少なく済みます。


気になるカロリー

カロリー タンパク質 脂質 糖質
厚揚げ/100g 150 10.7 11.3 0.2
油揚げ/100g 410 23.4 34.4 0.1
木綿豆腐/100g 72 6.6 4.2 1.2


 その他の栄養も木綿豆腐と比べると高くなります。カルシウムと鉄は100gあたりで比較すると、カルシウムは約2.8倍、鉄は約2.9倍にも増えます。カロリーさえ注意すれば優れた食品です。


 厚揚げのカロリーも油抜きをすれば大丈夫!
厚揚げを油抜きして調理すれば、手軽にカロリーオフできますよ。



油抜きのやり方

  1. 鍋にたっぷり水を入れ、沸騰させます。

  2. 水を沸騰させてる間に、ザルの上に厚揚げをのせてます。

  3. 厚揚げの上に、半量の熱湯をかけます。

  4. ひっくり返して、残り半分の量の熱湯をかけます。

  5. 水分が切れたら完成です。



 しっかりと油抜きしたいときは、熱湯の中で2分間加熱すればしっかりと油が切れます。油抜きの作業は重要なポイントになり、厚揚げは時間が経つにつれて、油が酸化して味が落ちます。カロリーオフだけではなく味を保つためにも大切な工程です。調味料も染み込みやすくなるので行ってほしい作業です。もちろんそのままでも食べることは可能ですよ。



今日の最後に

 厚揚げは、栄養価がとても高い食材で、特にタンパク質やカルシウム、マグネシウムイソフラボンが豊富に含まれています。生活習慣病や肥満予防、ダイエットや美肌に効果的だと言われています。油を使っている分カロリーは高くなりますが、油抜きりすればカロリーオフできます。また、水分が抜けているので調理のしやすさも魅力ですね。


 普通のお豆腐を食べるよりも栄養価では厚揚げの方が優れています。これからの季節はサッパリとお醤油味でも楽しんでいただけます。優れた食品なので、お試しになってはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。



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