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「おかひじき」ってどんな食材?

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海岸




こんにちは
「おかひじき」と言う食材をご存知でしょうか。なんとなく聞いたことはあるけど、使ったことはないと言う方が多いと思います。
そこで今日は『おかひじき』についてお話したいと思います。


おかひじき




おかひじき

 「おかひじき」は、日本各地の砂浜(海岸)などで自生している野草です。海藻のヒジキに似ていることから「おかひじき」と呼ばれるようになりました。また、別名を「ミルナ(水松菜)」とも呼ばれていて、ミルナと言う呼び名は同じく海藻の「ミル」に似ていることから付けられています。全国各地に自生していますが、山形県など東北地方では伝統野菜として栽培が盛んです。



意外と栄養豊富!

 「おかひじき」は見かけによらず栄養が豊富なんです。カリウム・カルシウム・食物繊維・β‐カロテン(ビタミンA)が豊富に含まれています。


 ここで注目したいのがβ‐カロテンです。おかひじきは、緑黄色野菜の一種なのでβ‐カロテンが豊富で100gあたり、生だと3300µgも含まれています。(加熱後は3200µg)チンゲン菜や小松菜、ケールよりも多く、ニラとはほぼ同じ含有量になります。


 β-カロテンはみなさんご存知の通り、体内でビタミンAに変換されて作用し、皮膚や粘膜の健康を維持してくれます。また体の酸化を防いだり、免疫を活発にさせる働きも報告されています。おかひじきには、ビタミン類も多いので、β-カロテンとビタミン類で美肌効果も期待できます。


 その他にも、カリウムやカルシウム、マグネシウムも豊富に含まれているため、骨など身体の基礎となるパーツを作る上でも効果的です。骨粗しょう症などを予防し、丈夫な身体づくりを助けてくれます。栄養豊富なおかひじきは、積極的に摂りたい食材です。



おかひじきの食べ方

おかひじきのお味噌汁


 おかひじきは、炒め物や天ぷらなどに使う場合はそのままでも大丈夫ですが、サラダなのどに使う場合は買ってきたままでは固くて、アクもあるので下処理をする必要があります。では、やり方を説明します。


やり方

  1. 根を摘み取って、枝分かれしているところで切ります。

  2. 鍋にたっぷりと湯を沸かして、約1~2%の塩を入れる。

  3. 30秒~1分ほど茹でます。

  4. 冷水にさらして引き締め、水気を切り完成です。


 汁物に使うときも、この程度に下茹でしたものを使うほうが、食感的に美味しくなります。

 保存する場合は、タッパーなどの保存容器に入れて冷蔵で保存してください。保存期間は2~3日です。

 冷凍保存する場合は、茹でた後にしっかりと水分を切って冷凍保存しましょう。保存期間は、1ヶ月です。

※購入時のままの状態で保存する場合は、冷蔵庫の野菜室で4~5日程度保存できます。



今日の最後に

 ビタミン類やミネラルが豊富で、陸の海藻とも呼ばれるおかひじきは、見かけによらず優れた食材です。この時期、免疫を活性化してくてるのも嬉しいですね。

 4~6月が路地物の旬にあたります。栽培ものは10月くらいまで美味しくいただけます。暑い季節にサッパリとサラダなどに使ってみてはいかがでしょうか。また、β‐カロテンは、脂質とともに摂取することで吸収率が高まりますので炒め物もお勧めです。
最後までお読みいただきありがとうございました。



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