「絹サヤ」と「サヤエンドウ」はどこが違うの?
スポンサーリンク
こんにちは
見た目が同じなのに名前が違うに、「絹サヤ」と「サヤエンドウ」。
「この二つは、どこが違うの?」って思いませんか。
そこで今日は『絹サヤとサヤエンドウ』についてお話したいと思います。
絹サヤとサヤエンドウ
答えから言うと、絹サヤとサヤエンドウは同じと言えます。
エンドウは大きく分けると、サヤが硬く中の実(豆)だけを取り出して食べる「硬莢種(こうきょうしゅ)」と、サヤが柔らかくて、サヤごと食べる「軟莢種(なんきょうしゅ)」の二種類に分かれます。 「絹サヤ」はそのうちの一種で、サヤを食べやすいように柔らかく品種改良された軟莢種の一種です。
「サヤエンドウ」は、サヤごと食べる軟莢種(なんきょうしゅ)全般を指す総称です。
「絹さや」は、サヤごと食べるエンドウの一種で、つまり「サヤエンドウ」の一種になります。 なので、「絹サヤ」を「サヤエンドウ」と呼んでも間違いではありません。反対に、サヤエンドウを「絹サヤ」と呼ぶと種類が違うと言われるかもしれません。
余談ですが、 「スナップエンドウ」はサヤごと食べるエンドウの一種になり、こちらもサヤ付きなので「サヤエンドウ」の一種になります。
スナップエンドウは、1970年代にアメリカから導入された比較的新しい品種なので、「絹サヤ」と「スナップエンドウ」は、別々の品種になります。 また、「スナックエンドウ」はとも呼ばれるものもありますが、「スナップエンドウ」と「スナックエンドウ」は同じものです。なお名称は、昭和58年に「スナップエンドウ」で統一されているそうです。
絹サヤの由来
エンドウのサヤが絹織物のように柔らかいという意味から付けられたそうです。また、栽培しているときにサヤ同士が擦れ合う音が、絹が擦れるときの音に似ているので名付けられた説もあります。
絹サヤの選び方
絹サヤを選ぶときのポイントは3点、次の3つが新鮮なものです。
サヤが鮮やかな緑色で全体にツヤと張りがある
豆が膨らみすぎていないもの
さやの先端のヒゲが白っぽくピンとしている
注意点として切り口を見て、茶色くしぼんでしまっている物は、時間が立っているものなので避けまた方がいいかもしれません。また、豆が膨らんでいるものは、サヤが硬くなっていると思ってください。
今日の最後に
「絹サヤ」と「サヤエンドウ」は同じものと言えますが、絹サヤはサヤも食べやすいように品種改良されたものです。
絹サヤは6月迄が旬です。絹サヤはビタミンやカロテンを豊富に含む緑黄色野菜です。肌の健康を維持するには最適な食材です。また、食物繊維も豊富なのも嬉しいですね。生食も可能ですが、筋を取り除き、サッと1分間茹でれば食べることができます。サヤが柔らかいうちに食べてみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。