脇役では終わらない、パセリの優れた栄養!
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こんにちは
緑色が鮮やかなパセリ、料理に添えられていますが食べていますか。添えられているからには、特別な栄養でもあるのでしょうか。食べるメリットも気になります。
そこで今日は『パセリ』についてお話をしたいと思います。
パセリの栄養
パセリはお料理の彩り的な存在ですが、実はとても栄養豊富な野菜なんです。特に目を引くのがβ-カロテンとビタミンCです。
β‐カロテンはニンジンとほぼ同じで、ニンジンが100g中に9000μgなのですが、パセリはこれにも近い量のβ‐カロテンを持っています。
そしてもう一つ豊富なのがビタミンCです。なんとレモンを上回るほど豊富なんです。その量、レモンが100g中に100㎎なのに対し、パセリは100g中に120㎎も含まれています。見た目的にビタミンがあるようには見えませんよね。これはお料理に添えられていたら食べないと損ですね。
その他にも、ビタミンE、鉄、カリウム、カルシウムなどのミネラル、さらに食物繊維や葉酸も豊富に含まれています。
でも…。
栄養豊富なことは分かりましたが、パセリを100g食べるとなると辛い。ちなみに、パセリ1束は20gくらいなのでやっぱり辛いですね。
食べるメリット
栄養豊富なパセリには食べるメリットは多く存在します。お料理に添えられる理由も納得できるので参考にしてみてください。
生活習慣病の予防・抗酸化作用
パセリに豊富に含まれるβ‐カロテンは、活性酸素を体内から取り除く抗酸化作用があります。また、パセリの緑色の色素であるクロロフィルにも、血中の悪玉コレステロールを減らす働きがあり血液をサラサラにしてくれるので効果のアップが期待できます。
美肌効果
パセリのβ‐カロテンは体内でビタミンAに変換され、皮膚や粘膜を強くする働きがあり肌荒れなどを防ぐ効果が期待できます。また、パセリにたっぷりと含まれるビタミンCは、コラーゲンの生成を助け、お肌のハリやツヤを増やしてくれます。
貧血の予防
パセリは鉄分も豊富に含んでおり、鉄分はヘモグロビンの材料となるほか、ビタミンCが鉄の吸収を助けてくれるという相乗効果があります。貧血の予防に適しています。
むくみの改善
パセリに含まれるたっぷりのカリウムは、利尿作用があり、体内から余分な水分を排出する機能を高めてくれます。体のむくみ改善に効果があります。
口臭予防
独特の香り成分である、アピオールやミリスチシンなどの精油成分には、口内の雑菌の繁殖を弱め、口臭を抑える効果があります。その他にも、食欲増進、疲労回復に効果が期待できます。胃に適度な刺激を与えて消化をよくするので、食欲不振時にもお勧めです。
パセリの保存
添えるだけだとやっぱり余りがちになってしまいます。そして買ってきたままだと2~3日しか日持ちしません。そこで、少しでも長く新鮮さを保つ保存方法を紹介します。
冷蔵保存
水を入れたグラスや瓶にさします。
ポリ袋をかぶせて輪ゴムで密封します。
冷蔵庫の野菜室に入れ保存します。
保存の目安は、2週間ほど可能です。
冷凍保存
ボウルに水を張り水洗いします。
洗ったらキッチンペーパーで挟むようにして水分をとります。
茎と葉に分け、冷凍用保存袋に入れます。
空気を抜いて密閉し、冷凍庫で保存します。
使うときは、解凍せずそのまま調理に使えます。凍ったまま袋ごと揉むと、簡単にみじん切りができますよ。
保存の目安は、1ヶ月になります。
ドライパセリにして保存
ボウルに水を張り水洗いします。
洗ったら葉先だけを摘みとります。
キッチンペーパーで挟むようにして水分をとります。
耐熱皿の上にキッチンペーパーを4~5枚敷いて、葉を広げる。
600Wの電子レンジで3分ほど加熱する。
電子レンジの扉に付いた水分を拭きとる。
湿っているのでさらに2~3分加熱します。
レンジから出して粗熱が取れるまで置きます。
きれいなビニール袋に入れ、お好みの細かさになるまで揉んで細かくします。
ビンや密閉容器などに入れて完成です。
保存は冷凍保存がお勧めです。6ヶ月~1年くらい保存可能です。
また、レンジを使わずに天日干しをする場合は、5日~1週間程度しっかりと乾燥させてください。保存方法と保存期間は同じです。
余談ですが、パセリを洗うときは水を張ったボウルの中で洗うと良いですよ。パセリの葉の部分には砂が含まれているので、簡単な水洗いだけでは取れないことがあります。洗うときは水を張ったボウルの中が最適です。
今日の最後に
パセリには多くの栄養素が含まれています。添えられている小さなパセリも食べた方が良いですね。更に、茎の部分もしっかり食べるとパセリの効能はより多く得られます。
パセリは7月頃までが美味しい時季です。これ以降は冬になってしまうので、美味しいときの召し上がってみてはいかがでしょうか。大量消費を狙うなら、おひたしや炒め物がお勧めです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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