マスクメロンに網目模様ができる理由
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こんにちは
高級メロンと呼ばれるマスクメロン。甘くてジューシーで、幸せを感じますよね。
ところで、マスクメロンの網目はどうしてあるのでしょうか。なにか特別な意味でもあるのでしょうか。
そこで今日は『マスクメロンの網目』についてお話をしたいと思います。
マスクメロンの網目
マスクメロンは、果肉が黄緑色の網目があるメロンです。 マスクメロンの「マスク」は、英語のMusk(ムスク)が語源で、「musk」は麝香(じゃこう)の香りを意味する言葉です。 麝香(じゃこう)という香料によく似た香りを放つことからこの名前が付けられました。
マスクメロンは香りもさることながら、外見の網目が特徴です。この網目模様はどうしてあるのか気になりますよね。なにか秘密がありそうなので見て行きましょう。
マスクメロンの網目
マスクメロンに網目ができる理由には、 成長過程に秘密があります。
マスクメロンが小さい時期は皮は、つるっとしていて柔らかい肌をしています。はじめは網目はありません。
やがて、果肉が成長してくると内側から圧力がかかります。この圧力で表皮が圧力に耐えきれなくなりヒビ割れてしまいます。
マスクメロンはヒビ割れた部分を修復しようとして、果汁を分泌し塞ごうとします。
この果汁が固まったものがコルク層というものになります。
そして成長につれて何度も繰り返すことでコルク層が増え、盛り上がり網目模様になって行きます。
このことがマスクメロンに網目模様ができる理由です。ちなみに、網目模様ができる順番は、お尻、肩、胴の順でできます。一般的には、網目模様が高く盛り上がり均等であるほど良品とされ商品価値が高く、高値なります。
マスクメロンの網目は傷を修復した証なんですね。
ところで、網目があるメロンには青肉と赤肉がありますが、何か違いはあるのでしょうか。
マスクメロンの青肉と赤肉
一般的には、赤いメロンのほうが甘いと言われています。しかし、糖度を測定すると差はほとんどないようです。甘く感じるのは食べるタイミングで甘く感じるようです。熟して方ですね。
しかし一つだけ大きな違いがあります。一番の違いはβ‐カロテンの違いです。その差はなんと、25倍もあるんです。赤肉メロンのオレンジ色はβ‐カロテン(緑黄色野菜に含まれている成分によるもので、抗酸化作用やガン予防、美容に効果のある成分です。
β-カロテン比較
赤肉種 3600mg/100g
青肉種 140mg/100g
他の成分は同じなのにβ-カロテンはずば抜けています。凄い差ですね!
そんな両者ですが、見た目がそっくりですよね。見分け方はあるのでしょうか。
残念ながら見た目からはわからないそうです。見分ける方法は品種から判断するか、素人ならシールで判断するしかないそうです。青肉の場合は緑色のシールが貼られ、赤肉の場合は赤色シールが貼られるそうです。素人では難しいので、判断できないときは店員さんに聞いた方が良いですね。
以上、青肉と赤肉の違いでした。
今日の最後に
マスクメロンはヒビ割れた部分を修復してできたものです。成長につれヒビ割れが多くなれば網目模様が増え、良質なものと呼ばれるようになります。
綺麗な網目模様は美味しさの証でもあります。店頭で見かけたら見比べてみるのもいいかもしれませんね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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