シルシ

食に関係した情報をお届け致します。

薬効に期待! バジルを食べるメリット

スポンサーリンク



バジル




こんにちは
イタリア料理には欠かせないバジル。緑色が鮮やかなバジルは、日本でもすっかりお馴染みですよね。
古くから食されているバジルは、それなりに食べるメリットがあるはずです。
そこで今日は『バジル』についてお話をしたいと思います。


バジルの栄養




バジル

 バジルは、イタリアのイメージの強いハーブですが、実はインド・熱帯アジアが原産です。英語名であるバジルは、イタリアではバジリコ、日本では目帚(メボウキ)と呼ばれています。


 バジル(Basil)の語源はいくつかありますが、ギリシャ語で「王」を意味する「Basileus」に由来している説が一般的です。 その香りから「王にふさわしい香りのハーブ」や、「王家が治療に使ったハーブ」という意味でバジルと呼ばれています。


 日本へは江戸時代に渡来し「目帚(メボウキ)」と呼ばれるようになりました。日本名メボウキの由来は、バジルの種子を水に浸すと、表面にゼリー状のものが現れ、このゼリー状のものに覆われた種で目の掃除をしたことからメボウキ(目箒)と付けられたそうです。ちなみに、東南アジアではゼリー状になったものをタピオカのような感じで、ココナッツミルクの中には入れて食べているそうです。



バジルを食べるメリット

 バジルは、ビタミンやミネラルが豊富な食材です。なかでも目を引くものはβ‐カロテンです。β‐カロテンといえばニンジンやホウレンソウが有名ですが、バジルのβ‐カロテンは100g中6300μgも含み、これは野菜の中ではトップクラスなんです。ニンジンと比べるとさすがに少なくなりますが、ホウレンソウの4200μgより多くなります。


 バジルは大きく分けると3つの食べるメリットがあるので、それぞれ見てみましょう。



β‐カロテンの抗酸化作用

 β‐カロテンは、緑黄色野菜などに多く含まれているカロテノイドの一種です。強力な抗酸化力を持つ栄養素で体内でビタミンAに変換されます。


 人体の粘膜や皮膚、免疫機能を正常に保つ働きや、視力を維持する働きがあります。また、老化原因となる活性酵素(錆び)を抑制する抗酸化作用もあるので、アンチエイジングとしての効果も期待できます。



爽やかな香り

 バジルといえば香りです。爽快な香りには、胃腸を整える働きがあり、消化不良や便秘の解消、胃炎や胃酸過多の緩和、嘔吐や胃痙攣などの効能があります。


 香り成分シオネールやオイゲノールには鎮静作用や強壮作用があり、不安感を抑えリラックスさせてくれます。また、古くから消毒用にも使用されてきた成分でもあり、優れた殺菌・抗菌作用もあります。



カルシウム

 バジルにはカルシウムも豊富です。バジルに含まれるカルシウムは240mg/100gもあります。


 牛乳と比較すると、牛乳は110mg/100gなので、バジルはカルシウムの含有量が優れていることがわかります。さらに、カルシウムの沈着を助けるビタミンKが含まれていますので、骨の形成を助け動脈の石灰化を防ぐ効果があります。



 王家の薬草と呼ばれていたのも納得できますね。また、インドでも聖なる力を秘める神聖な植物として崇められていたそうです。この他にも、抗アレルギー作用、頭痛の解消、下痢止めなどの効能があります。



今日の最後に

 イタリア料理に欠かせないバジルには多くの栄養があり、食べるメリットが十分にあります。薬として使われていたことも理解できます。


 バジルの旬は、7~9月です。バジルは傷みやすいので、常温保存で水をさしながら保存してくださいね。2~3日くらい日持ちします。食欲を促し、胃腸の働きをよくする効果があるので、気温が上がるこの時期に召し上がってみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。



www.raruka.net




スポンサーリンク