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葡萄の名前!「巨峰」の由来はあの山から!

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ブドウ





こんにちは
葡萄が美味しい季節になりましたね。なかでも甘さも大きさもある巨峰はとても美味しいですよね。
ところで、巨峰って変った名前だと思いませんか。食べ物なのに「峰」って変わってますよね。
そこで今日は『巨峰』についてお話をしたいと思います。


巨峰の由来




巨峰の由来

 巨峰は、日本が原産のブドウ品種の一つで、アメリカブドウとヨーロッパブドウの交雑種になります。紫黒色逆卵形の大粒の実をつけます。若い実は黄緑色で、しだいに赤紫色になり、熟すと紫がかった黒色に変化します。果肉は淡い緑色で果汁が多く、甘みが強いのも特徴です。



名前の由来

 巨峰は、岡山県産の日本品種「石原早生」と、豪州品種の「センテニアル」を交配してできた品種です。1937年(昭和12年)に、大井上康という民間育種家の研究によって育種された葡萄です。正式な品種名は「石原センテニアル」といいます。


 「巨峰」という名前は何かというと、「石原センテニアル」という葡萄品種の商品名になるんです。


 1937年(昭和12年)から育成が始まり、1942年(昭和17年)に静岡県で誕生しました。そして、1955年(昭和30年)に「巨峰」の名前で商標登録されました。


 「巨峰」という名前は、大井上理農学研究所(静岡県伊豆市)から見える富士山の雄大な景観にちなんで命名されたとそうです。



ちょっと雑談

種なし葡萄

 巨峰に限らず葡萄には種が入っていない品種があります。この技術は日本人によって生み出されたといわれています。


 種なし葡萄はジベレリンという植物ホルモンによる処理によって種なし葡萄になります。


 ジベレリン処理は、葡萄が開花受粉をむかえる満開前と満開後の2度にわたって行います。1度目は種なしにするために行い、そして2度目は果粒を肥大化させるために行います。2度目の処理をしないと果粒が成長しないため1房に2回行うそうです。ジベレリン処理は、昭和30年初期に日本で開発された技術です。


 もともとは大正末期に台湾で、総督府農事試験場黒沢英一技師が、ばか苗病が「一種の毒素」を分泌し、その分泌物質が植物を徒長させることを明らかにしたことに始まります。 なので、一連の技術は黒沢英一技師によるものです。



今日の最後に

 巨峰の由来は、「ぶどうの王様」と呼ばれるようになるほどの大きな房が、富士山が雄大な景観をイメージさせることから付けられました。


 巨峰の旬は、9月くらいまでです。ブドウ糖はエネルギーになり疲労を回復してくれます。美味しい時期に召し上がってみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。



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