ソフトクリームのコーンって何からできているの?
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こんにちは
暑い日にはソフトクリームが食べたくなりませんか。やわらかい食感の冷たいソフトクリーム、食べたいですよね。
ところで、ソフトクリームといえばコーンですが、コーンって何からできているのでしょうか。やっぱりトウモロコシなのでしょうか。
そこで今日は『ソフトクリームのコーン』についてお話をしたいと思います。
ソフトクリームのコーン
ソフトクリームの起源は中国と言われています。4000年前、当時貴重だった牛乳を煮詰めて、雪で冷やし固めて食べたのがはじまりといわれています。
13世紀に入ると、25年間ものアジア横断の旅を終えたマルコポーロが、イタリアへアイスミルクの製法を持ち帰り、ヨーロッパへ広まりました。その後16世紀になると冷やす技術が進化し、氷や雪を原料としない純粋なシャーベットが作れるようになりました。
そして、1686年にイタリアの菓子職人フランソワ・プロコープ氏が、フランスのパリに「カフェ・プロコープ」を開店し、現在のアイスクリームの原型とも言われるアイスクリームを売り出しました。当時は高級な食べ物だったそうです。
その後、1846年にアメリカの主婦ナンシー・ジョンソンさんが、画期的な発明をします。樽に氷と塩を入れて冷やし固める「手回し式アイスクリームフリーザー」を発明したのです。この発明によって、一般の家庭でもアイスクリームが作れるようになり、アイスクリームは一気に世界中へと広まったそうです。 当時のアイスクリームはしっかりと凍らせることは技術的に無理だったようで、むしろソフトクリームに近い食感のものでした。
現在のようなソフトクリームは1931年にアメリカで誕生しました。
「昔のようにフリーザーから直接、作りたてのアイスクリームを手渡すことができないだろうか」と考え出されたのが、「オートマティック・ソフトサーブマシン」です。これは掃除機からとったモーターを使い、アイスマシンとフリーザーを1つの箱の中に入れた機械でした。この機械の発明によりソフトクリームが誕生しました。
日本にソフトクリームが初めて登場したのは1951年7月3日のことです。当時日本に進駐していたアメリカの軍隊が、明治神宮外苑で開催したカーニバルで、コーンカップにもられたソフトクリームが売られたことが最初です。その後、数ヶ月で日本各地の百貨店をはじめとした大食堂などで、ソフトクリームが販売されるようになったそうです。
ソフトクリームのコーン
ソフトクリームといえば、コーンカップに盛りつけられた形ですよね。そして、パリパリのコーンって何故か美味しい!ソフトクリームのコーンって何からできているのでしょうか。
一般的にソフトクリームのコーンはトウモロコシが原料と思われていますが、実はコーンの主原料は小麦粉なんです。小麦粉に、砂糖や油脂などを混ぜ合わせ、コーンの形をした型に入れ焼いて作られています。あの香ばしい香りも焼くことで得られます。
「コーンなのにトウモロコシじゃないの」と思われますが、ソフトクリームのコーンは円錐形をした容器という意味のコーンです。道路に置いてある円錐標識もコーンで、同じ意味を持ちます。
ソフトクリームのコーン 「cone」
トウモロコシ 「corn」
コーンカップの起源
ソフトクリームのコーンは、1904年にアメリカのセントルイス万国博覧会で作られたことがはじまりです。
セントルイス万国博覧会が開催されてその会場でバナー・バター製造所のオーナー ジョージ・バング氏がアイスクリームを販売していました。
当時のアイスクリームは紙皿に載せての販売するスタイルでしたが、猛暑でアイスクリームは飛ぶように売れて用意していた紙皿が全て無くなってしまいました。
困っていると、隣でウエハース状のワッフルを焼いて販売していた店主のアーネスト・A・ハムウィさんが、紙皿の代わりに売り物であるワッフルを円錐状に巻いてアイスクリームを盛って販売することを提案しました。
このアイデアは、「器まで美味しく食べることができる」ということで会場中に広まり大ヒットとなりました。このワッフルとの出会いが現在のコーンカップへと繋がり起源になります。ちなみに、この時、提供された形状は現在のものと同じ形です。
今日の最後に
ソフトクリームのコーンは、小麦粉に砂糖や油脂を混ぜて焼き上げて作られています。主原料は小麦粉なんですよ。
現在では、小麦粉に硬さを出すために砂糖・油脂・ベーキングパウダーといった糖分やデンプンを加えてコーンの形になった型に入れて高温で焼き上げているそうです。気温が上がる季節、ソフトクリームを食べて乗り切りましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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