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2種類の花ニラ! 食用花ニラの特徴

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夏の空




こんにちは
厳しい暑さが続いていますが、可愛いニラの花が咲いていて少し癒されますね。
ところで、ニラの花といえば、もう一つありますよね。春に咲く花ニラ。両者に違いはあるでしょうが紛らわしい存在ですね。
そこで今日は『花ニラ』についてお話をしたいと思います。


花ニラ




花ニラ

 「ハナニラ」と呼ばれるものには、食用のものと観賞用の2種類があります。


食用花ニラ


食用の花ニラ


 食用の花ニラは、ニラがとう立ち(花をつける茎が伸びることです)して蕾がついた花茎で、5月から10月頃に収穫します。花茎の先に小さい蕾ができて、これが咲くと小さい白い花がたくさん付けるのが特徴です。


 葉を食用とするニラ(葉ニラ)に対して、花を食べるので花ニラと呼ばれています。食用花ニラは一般的な葉ニラの品種ではなく、花芽の出やすい専用品種の「テンダーポール」や「マルイチポール」という品種を用います。主に中国料理で炒め物などに使われています。



観賞用花ニラ


観賞用の花ニラ


 観賞用の花ニラは、2月から5月頃に開花するユリ科の植物です。こちらの花ニラは花茎の先に花が1つ咲き、紫・白・ピンクなどの花が咲きます。観賞用の花ニラは、毒があり食べてしまった場合は、激しい下痢の症状を引き起こします。葉をちぎるとニラと同じ香りがするので注意しなければなりません。



 ということで、同じ花ニラでも食用の花ニラと園芸用の花ニラとでは別種ということになります。迷ったときには、開花時期や花の数で判断できます。ちなみに、食用の花ニラは成長は早くうっかりしていると花が咲いてしまいますが、花が咲いても食べることができます。花が咲いた場合は、天ぷらがオススメ!



食用花ニラの選び方

 花ニラは茎が伸びすぎると下の方は硬くなってくるので短めのものを選びましょう。



食用花ニラを選ぶポイント
  • 蕾がほどよい大きさで、やわらかいもの

  • 蕾が乾燥したり開きかけていないもの

  • 茎が太く短めで、曲がっていないもの

  • 切り口が乾燥していないもの



食用花ニラの保存

 花ニラは、乾燥に弱いので新聞紙で包んみポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。できることなら、立てた状態で保存するのが理想です。日持ちが悪いので早めに召し上がってください。


 使い切れない場合は冷凍保存をお勧めします。水洗いして水分をふき取り、食べやすい大きさにカットして冷凍保存します。



今日の最後に

 花ニラと呼ばれるものには2種類あり、夏に小さな白い花を咲かせるものが食用の花ニラです。一方、2~5月頃に花を咲かせる花ニラは観賞用のもので、食べることができない品種です。綺麗な花ですが、毒性があるので食用がNGです。


 花ニラは、一年を通して出回りますが、美味しい時期は5~9月です。栄養価は、葉ニラと同じで硫化アリルの一種アリシンという物質を含んでいます。疲労回復や滋養強壮、免疫力を高めといった効果がありますよ。暑さでバテている体に最適な食材ですので、召し上がってみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。



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