シルシ

食に関係した情報をお届け致します。

日本の柑橘類スダチ! 「スダチ」の由来とは?

スポンサーリンク



スポンサーリンク


スダチ




こんにちは
夏はさっぱりした柑橘類が美味しいですよね。飲み物やお料理に使うと爽やかな一品に変わります。
そんな柑橘類に、スダチという果実があります。サンマなどに添える緑色の果実です。このスダチという名前って変わっていると思いませんか。
そこで今日は『スダチ』についてお話をしたいと思います。

スダチの由来




スダチの由来

 スダチは、徳島原産の果物で、ユズやレモンなどと同じ、「香酸柑橘類(こうさんかんきつるい)」に分類されます。


 香酸柑橘類とは、「香」と「酸」を持つ柑橘類で、果汁の酸味や果皮の香りを楽しむための果実です。同じ仲間に、ユズ、カボス、シークワサー、金柑、レモン、ライムなどがあります。


 スダチは、風味のよい香りを持ち、酸味が強いのが特徴です。クエン酸が多く含まれているので、体の新陳代謝を良くし血液を新しくする力があり、疲労回復に効果的に働きます。


 スダチの歴史は古く、本草学者の貝原益軒(かいばら・えきけん)の著「大和本草(1706年)」に、「リマン」という果物の名称で文献に登場しています。そして、江戸時代には食用の果実として栽培が始まっていたそうです。



名前の由来

 スダチは、古くから果実に含まれる果汁を食酢として使用されていて「酢の橘」と呼ばれていました。これが転じて、「酢の橘」から「酢橘(すだちばな)」と名付けられました。現代では酢橘と書いて「スダチ」と読むのが一般的です。(ちなみに橘は、生食できるミカン類の総称のことです。)



ちょっと雑談

スダチに使い方

 スダチはを使うときに、カットしてからお料理にかけたりドリンクに入れたりして使いますよね。皆さんはどのようにカットしていますか。縦?横?
そこで、スダチの風味を逃さないベストな切り方を紹介します。


スダチの切り方と搾り方


スダチの切り方


ヘタの部分を横向きの状態でカットすることがポイントです。


 ヘタを縦にして切った場合、果肉の間にある薄皮が邪魔をし、果汁を全て搾り切ることができないので横にして切ります。


 4等分にする場合は、ヘタを横向きにしたXに包丁を入れます。



切り口を上に向けて搾ることがポイントです。


 切り口を上に向けて搾ると、皮の栄養や風味も搾ることができます。こうすると種も落ちませんよ。


 まるまる1個を使うときは、お尻の方を身が見えるくらいまで切ってから搾りましょう。



今日の最後に

 スダチの名前の由来は、食酢として使われていたことから「酢の橘」が「酢橘(すだちばな)」となり、「スダチ」と名付けられました。


 スダチの旬は、8~10月です。スダチはレモンと比べて、カルシウムが約2.5倍、カリウムが約2.5倍、ビタミンAが豊富に含まれています。疲労回復にピッタリです。スダチで夏を乗り越えましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。



www.raruka.net




スポンサーリンク