健康に良いといわれる「アロニア」はどんな果実?
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こんにちは
まだまだ気温が高い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。続き疲労もピークで、もう少し気温が下がると助かりますよね。
ところで、アロニアという果実をご存知でしょうか。凄い栄養を持っているそうなので、取り上げてみたいと思います。
そこで今日は『アロニア』についてお話をしたいと思います。
アロニアってどんな果実?
アロニアなんて聞いたことがない方も多いと思います。実際に私も名前くらいしか知りませんでした。
アロニアは、北アメリカ原産の果樹で、ブルーベリーやラズベリーと同じベリー類の一種です。寒さに強く、-30℃まで耐えることができる品種もあるため北アメリカやロシアを中心に広く栽培されています。東欧では多くの効能があることから「メディカルフルーツ」と呼ばれています。また、ロシアでは花の構造がナナカマドに似ていることから「黒い実のナナカマド」と呼ばれているそうです。(北海道や東北地方では街路樹や庭木に用いられることが多く、秋には赤い実をつける植物です。)
アロニアの果実はそのままでも食べることができますが、渋みが強いため生食には向かないそうです。なので、ジャムやジュース、果実酒などに加工されます。しかしアロニアの成分は、加工されても熱や凍結に強く壊れにくいという特性を持つため幅広い分野で使われているそうです。
アロニアが日本へ渡来したのは1976年(昭和51年)のことです。当時のソビエト連邦(ロシア)から北海道に種子が輸入されたことがきっかけで、日本での栽培が始まりました。現在、日本では北海道を中心に栽培され、本州では岩手県と長野県でしか栽培されていません。
アロニアの特徴
アロニアの一番の特徴は、なんといってもポルフェノールの一種であるアントシアニンの含有量の豊富さです。アロニアは、紫色の色素であるアントシアニンを非常に多く含んでいるため、果実が非常に強い渋みを持っています。ブルーベリーやカシスの約2倍も含まれているんですよ。この渋みのせいで英語名が「チョークベリー」と付けられたそうです。
チョークベリーという英語名の由来は、「喉が締め付けられる(ほど渋い味の)ベリー」という説です。
また、アロニアには脂肪を分解促進させる新しい機能成分が含まれていることが判明しています。これは動物を使った実験で明らかになったことで、血液中の中性脂肪や悪玉コレステロールを低減させる機能あるそうです。
アロニアを食べるメリット
生活習慣病の予防や改善効果
皮膚ガンと大腸ガンの抑制効果
糖尿病の予防改善
老化を防ぐ効果
腸内環境を整える効果(便秘解消など)
美肌効果など
アロニアの食べ方
アロニアをスーパーで見かけることはあまりありえませんが、北海道の農家さんなどから冷凍アロニアを買うことは可能です。なので、生アロニアを食べるチャンスはあります。
生で食べる場合は、渋抜きをしたほうが食べやすくなるので渋抜きをしましょう。加工する場合も、渋抜きをした方が断然食べやすくなるので渋抜きはお勧めです。
渋みを抜く方法
アロニアの実を水洗いし、ザルに入れて水気を切ります。
スプレーで焼酎をふきかけて常温で1日放置します。
一日放置したものをフリーザーバッグに入れ冷凍します。
凍ったアロニアを常温解凍します。
食べてみて渋みがなければ完了です。(渋みが残っていればもう一度冷凍しましょう。)
これで生で食べても渋みが抜けているので美味しく食べることができます。渋抜きが面倒くさい場合は、食べるときにハチミツを絡めると渋みやわらぎますよ。
長期保存ならジャムにしましょう!
鍋に凍ったアロニアとひたひたの水を入れ8~10分ほど煮ます。
粗熱がとれたら実をミキサーにかけます。
もう一度、鍋にもどし砂糖を入れ焦がさないように煮詰めます。
ほど良いトロミがついたら火からおろします。
煮沸消毒済の瓶に詰め冷めたら冷蔵庫で保存します。
今日の最後に
アロニアは、ブルーベリーやラズベリーと同じベリー類の一つです。アントシアニンがブルーベリーの2倍も含まれている健康食材です。渋みが強いので、ハチミツなどをかけるか、渋抜きをしてから食べましょう。
アロニアの旬は、9月くらいまでです。アントシアニンは豊富で抗酸化作用がありますので、美容や生活習慣病が気になる方は召し上がってみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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