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「アーリーレッド」ってどんな食べ物?

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レッドオニオン




こんにちは
ところで、「アーリーレッド」という食べ物をご存知でしょうか。
あまり聞きなれない言葉ですよね。赤い色をしていることは想像できますが、はたしてどのような食べ物なのでしょうか。
そこで今日は『アーリーレッド』についてお話をしたいと思います。


アーリーレッド




アーリーレッド

 アーリーレッドなんて言われると迷いますが、アーリーレッドは「赤玉ネギ」や「レッドオニオン」とも呼ばれる赤紫の玉ネギのことです。サラダなどに多く使われるので、見たことがあると思います。甘味や水分量が多く、生食に適した品種でしが、長期保存に不向きなところは残念なところでもありますです。


 名前の由来は、英語表記の「Early Red」どおりで、普通の玉ネギとより早い時期に収穫できるため、「早い時期に採れる赤玉葱」という意味で「アーリーレッド」と名付けられたそうです。


 このアーリーレッドの一番の特徴は、鮮やかな色です。これは「アントシアニン」と呼ばれるポリフェノールの一種で、ブルーベリーや黒豆、紫芋などに含まれている色素成分と同じなんです。


 アントシアニンはご存知かもしれませんが、こんな効能があります。



抗酸化作用

 アントシアニンには、活性酸素を抑制する働きがあり、体の老化を防ぐ働きがあります。また、皮膚の弾力や水分を保つコラーゲンを安定させる働きもあります。



目の老化を防ぐ

 アントシアニンには視覚の信号情報を脳に送る、「ロドプシン」の働きを活性化する働きがあり、水晶体の酸化を抑制することができます。また、眼精疲労の回復にも効果が得られます。



毛細血管保護・強化作用

 アントシアニンには、ビタミンPに似た働きがあります。毛細血管の透過性が良くなり過ぎるのを抑える効果がある他に、血小板の凝固を抑制し、血液をさらさらにする効果があるので、血管の保護・強化、循環機能の改善が期待できます。



肥満・メタボ予防

 アントシアニンには、中性脂肪の蓄積を抑制する効果があります。そのため、肥満やメタボリックシンドローム内臓脂肪症候群)や、高血圧などの予防効果があります。



抗炎症・抗潰瘍作用

 アントシアニンには局部の血行を高め、潰瘍などの粘膜の欠損を埋める抗潰瘍作用があります。また、アントシアニンには炎症を押さえる働きも確認されていて、炎症を抑える効果はアスピリンの10倍もの効果があります。さらに、胃にも負担がかからないという、優れた力を持っています。



肝機能の向上

 アントシアニンは、血液をサラサラにする効果があり、肝機能の向上に効果があります。



 また、アーリーレッドは、アントシアニン以外にも本来の玉ネギに含まれる栄養効果も備わっているので、プラスアルファの効果が期待できます。



アーリーレッドの保存

 先程も少しお伝えしましたがアーリーレッドは、普通の玉ネギと比べて水分が多いので、湿気に弱くカビが生えやすく、傷みやすい品種です。長期貯蔵には向かないので保存には注意が必要です。


 保存方法は、新聞紙などで包みポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。早めに食べ切ることが重要です。また、カットした使いかけのものは、ラップできっちり包んで冷蔵庫で保存しましょう。冷凍する場合は、スライスにするなどしてから冷凍保存しましょう。



保存方法

  • 冷蔵保存:新聞紙などで包み、野菜室で保存する。

  • 冷凍保存:スライスしてから、冷凍用保存袋に入れて保存する。



保存期間

  • 冷蔵保存 一週間程度(カットした場合は1~2日)

  • 冷凍保存 1ヶ月程度



アーリーレッドの食べ方


アーリーレッドの食べ方


 アーリーレッドの食べ方はいろいろありますが、生のまま食べる方法がお勧めです。生のままスライスしたり、みじん切りにしてサラダなどに使うと色合いや甘味を活かすことができるのでお試しください。水にさらす時間は3~4分以内を目安にしてくださいね。酢漬けなどもお勧めですよ。


 また、炒め物にするのもお勧めです。生とは違う甘味を感じられ、美味しくいただくことができます。 加熱するとアントシアニンが水分に溶け出してしまう可能性が高くなるので、短時間でサッと炒める程度にしましょう。



簡単!アーリーレッドの甘酢漬け


用意するもの (1個分)

  • アーリーレッド 1個

  • 酢 大さじ2

  • 砂糖 大さじ1

  • 塩 小さじ1/2

  • 黒胡椒(お好みで)



作り方

  1. アーリーレッドをスライサーでスライスする。

  2. ボウルに塩小さじ1/2を加えよく揉み、10分ほどおく。

  3. タッパーに、酢大さじ2、砂糖大さじ1を入れて混ぜ合わせる。

  4. アーリーレッドの水気をしっかり切りタッパーに入れる。

  5. 調味液と混ぜ合わせ、冷蔵庫で半日ほど寝かせて完成です。



今日の最後に

 アーリーレッドは、「赤玉ネギ」や「レッドオニオン」とも呼ばれる、生食向きの赤い色の玉ネギです。辛味が少なく甘みが強いので、玉ネギの辛味が苦手な方でも食べやすいです品種です。


 アーリーレッドは1年を通して出回る野菜ですが、本当に美味しい時期は9月です。辛みや刺激臭が少ないので、是非生で食べてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。



www.raruka.net




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