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胡麻の収穫期は秋! 国産の胡麻を食べましょう

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胡麻の旬




こんにちは
ところで、胡麻って食べていますか。胡麻の風味って良いですよね。実は胡麻にも旬があって秋が美味しい時季なんですって。
そこで今日は『胡麻』についてお話をしたいと思います。

胡麻の話




胡麻の話

 胡麻は、アフリカのサバンナ地帯が原産の植物で、エジプトから地中海、中東、インドを経て、中国、日本へと世界中に広まりました。


 日本では、縄文時代の後半には既に関東以西で栽培されていたことが確認されている。中国経由又は、朝鮮半島を経由して伝えられたそうですよ。当初は灯油として使われていましたが、平安時代ぐらいからは食用として用いられました。当時は非常に貴重なものとして扱われていたそうです。


 そんな胡麻は大きくわけると、白胡麻、黒胡麻、金胡麻の3種類があります。それぞれに違う特徴があるので紹介します。



胡麻の違い


胡麻違い




胡麻

 白胡麻は、黒胡麻に比べて皮が白く薄く、脂質(リノール酸オレイン酸)やセサミンが多いのが特徴です。脂質が多いので、胡麻油は白胡麻から作られています。味は、甘みがあり、胡麻油の中ではあっさりとした味です。あらゆる料理に合うことから万能的な存在です。


胡麻

 黒胡麻は、白胡麻に比べると皮が厚く、ポリフェノールやカルシウムが多いのが特徴です。 また、黒胡麻の色はポリフェノールの一種であるアントシアニンが含まれているためで、抗酸化作用の効果が得られます。味は、白胡麻よりも香りとコクがあり強い味になります。


胡麻

 金胡麻は、黄胡麻や茶胡麻と呼ばれることもある胡麻で、脂質と香り高い品種です。タンパク質や鉄分、ミネラル、食物繊維などが豊富に含まれ、動脈硬化や肝かん機能の回復に良いとされています。味は、脂質が一番高いので旨味や風味が良くなります。



  • 白ゴマ あっさりめの風味で色が白く、素材を活かす料理に使われている

  • 黒ゴマ 油分が一番低く、味にコクがある。洋菓子・和菓子にもよく使用される

  • 金ゴマ 脂質が高く、旨味や風味が良い。胡麻油の中では高級な品種です。


 小さな粒の中には、良質の脂質やタンパク質、ビタミン、ミネラル、食物繊維、さらにはポリフェノールなどの有効成分が多く含まれているので、用途によって使い分けるといいですよ。



ちょっと雑談

胡麻の保存

 胡麻の賞味期限や保存で困ったことがありませんか。保存は常温、それとも冷蔵庫とか…。そこで最適な保存場所と賞味期限を紹介します。



  • 開封した胡麻は、密閉できる容器に入れ替えましょう。チャックがついている場合は、そのまま構いません。

  • シリカゲルなどの乾燥剤を入れて保存しましょう。

  • 湿度の高い時期や夏場は冷蔵保存しましょう。


 冷蔵庫で保存したものを常温放置すると、結露による湿気が発生しますので使う分だけ出して、後はすぐに冷蔵庫にしまうようにしましょう。


 保存の目安は、1ヶ月程度になります。カビや虫などの発生に注意してくださいね。


 また、胡麻は冷凍保存も可能です。虫やカビなどが心配なときは冷凍がお勧めです。解凍は凍ったまま使えますので解凍の必要はありません。気になる場合は、一度炒ってから使用すると良いですよ。


 保存の目安は、1ヶ月程度になります。


 ということで、一度開封した胡麻の賞味期限は1ヶ月くらいになります。理由は、これ以上は風味が落ちてしまうからです。1ヶ月くらいで使い切るようにしてくださいね。



今日の最後に

 日本で出回っている胡麻は99%以上が輸入品です。そんな胡麻にも旬の時期があり、国産の胡麻は9~10月にかけてが旬の季節になります。胡麻は、不飽和脂肪酸をはじめ、良質なたんぱく質、食物繊維、鉄分・カルシウム、ビタミン類が豊富に含まれ、1日に必要とされる栄養分を補ってくれる凄い食材です。この秋に国産の胡麻を見かけたら一度召し上がってみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。



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