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秋の味覚! 旬の栗は意外なほど栄養豊富!

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早秋の味




こんにちは
今日、散歩中に栗が実っているのを見かけました。秋ですね!
栗も秋の味覚ですよね。ホクホクした栗って本当に美味しいですよね。
そろそろ収穫期なので、今回は秋の味覚の『栗』についてお話をしたいと思います。

栗の栄養




栗とは

 秋に収穫期を迎える栗は、北半球の温帯地域に分布しています。栗は大きく分けると「アメリカ栗」「ヨーロッパ栗」「中国栗」「日本栗」の4種に分けられます。秋になると店頭で見かける国産の栗は、日本栗と呼ばれる野生の芝栗を改良して生まれた品種になります。外国産に比べて実が大きく、水分も多く渋皮がしっかりしています。甘味は外国産と比べると控えめですが、その代わりに風味が良いのが特徴です。


 日本栗の歴史は古く、約5000年前の縄文時代の人々が栽培していたことが、三内丸山遺跡から出土した栗のDNA調査か判明しています。記録に残っているものは、平安時代の法典「延喜式(えんぎしき)」に、乾燥させて皮をむいた「搗栗子(かちぐり)」と記されていたり、蒸して粉にした「平栗子(ひらぐり)」と記されており古くから食されていたことがわかります。


 そんな古い歴史がある栗ですが、栗の栄養価って気になりませんか。歴史があるってことは、きっと凄い栄養があるのでしょうね。



栗は栄養豊富な木の実

 栗の栄養を調べてみると、タンパク質・ビタミンB1ビタミンB2・ビタミンC・カリウム葉酸亜鉛などのミネラル類・食物繊維などバランスよく含まれていて、栄養価の非常に高い優れた食材なんです。似たような食材のサツマイモと比べると、カリウムは下回るもののその他の栄養価は全て上回っていました。



豊富なビタミン

 注目すべきはビタミン類です。なかでも疲労回復効果がある、ビタミンB1・B2が豊富が豊富なんです。ビタミンB1・B2はこんな働きをします。

 ビタミンB1は、糖質の分解に必要な補酵素の役割をし、脳の中枢神経や手足の末梢神経を正常に保つ働きをします。不足したしまうと疲労感が増し、気だるい症状や足がしびれたり、むくむ症状が現れます。


 ビタミンB2は、糖やタンパク質、そして脂質のエネルギー代謝を促進します。髪や皮膚や爪を作り成長促進させ、脂質や糖質の代謝を行う働きもあります。不足すると皮膚や粘膜に炎症が起こりやすくなります。口内炎・肌荒れの原因、発育・成長の遅れ、動脈硬化が起こりやすくなります。



もう一つのビタミン!

 そして忘れてはいけないのが、豊富なビタミンCです!


 栗のビタミンCは、リンゴの約8倍もあるといわれています。しかも栗のビタミンCは熱に強いという特徴を持っているんです。食べるときに加熱しても大丈夫なんですよ。この理由は、栗の持つデンプンで、栗のビタミンCはデンプンに包まれているため加熱しても壊れにくい構造になっています。


 ビタミンCはこんな働きをしています。


 ビタミンCは、強い抗酸化作用があり、動脈硬化や心疾患などを防ぐ効果があります。さらに、コラーゲンを生成する過程にビタミンCが必要なのです。他にもアンチエイジングなどの美肌効果など女性に嬉しい効果も期待できます。免疫力を高める効果などもあります。


 また、栗はミネラル類も豊富で、特に現代人に不足している人間に必要不可欠な微量要素の亜鉛が豊富です。亜鉛が不足すると味覚障害・生殖機能の減退・肌荒れ・抜け毛等の症状が出るといわれています。積極的に摂りたい栄養素です。


 ということで、栗は人間に必要な栄養素を摂取することができる食材です。お子様やお年寄りにも最適ですのでお勧めしたい食べ物です。



今日の最後に 

 栗は古くから食されている栄養豊富な食材です。栗にはビタミンB1・B2やビタミンC、カリウム亜鉛、食物繊維など多くの栄養素が一粒ぼ中に濃縮されています。高血圧予防、貧血予防、便秘改善、風邪予防、美容効果、疲労回復、老化抑制などの効能があるので是非食べてほしい食材です。


 栗の旬は、9~10月です。一番簡単な食べ方は茹で栗です。

  1. 水に数時間~半日程度浸します。(虫を出すために浸す)

  2. 鍋に水を張り、水1リットルに対して塩大さじ1/2強を入れ混ぜます。

  3. 鍋を弱めの中火にかけ、じっくり10分くらいかけて沸騰させます。

  4. 沸騰したら弱火に落ちして、30~40分ほど栗を茹でて完成です。


旬の時期にホクホクの栗を召し上がってみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。



www.raruka.net




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