旬の栗! 栗の渋皮煮ってあるけど皮にも栄養があるの?
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こんにちは
秋ということでホクホクの栗が食べたいですね。皮剥きが少し面倒なことが難点なんですが。
ところで、栗の皮って食べても大丈夫なのでしょうか。
渋皮煮などがありますが、食べても大丈夫ならどんな栄養があるのでしょうか。
そこで今日は『栗の皮』についてお話をしたいと思います。
栗の皮
私たちが秋になると食べる栗は日本原産の日本栗で、世界にはその他にも中国栗、ヨーロッパ栗、アメリカ栗があります。日本栗は、もともと自生する芝栗を改良したもので、粒が大きいことが特徴です。
栗という名前の由来は、果皮の色が黒っぽいから「黒実(クロミ)」が転訛して栗になった説や、古くから丸い実のことを「クルミ」と言っていたものが略されて栗になったとする説や、落ちた実が石のような小石を意味する古語「クリ」と名付けた説があります。また、朝鮮の言葉の「Kul(クル)」から転訛したという説もあります。朝鮮半島もまた栗の原産地ですからあり得る話でしょうね。
栗の特徴といえばトゲトゲのイガ(毬)ですが、これは虫から実を守るためにトゲトゲがあります。どうして守るのかというと、私たちが食べている部分は、実ではなく正確には「栗の種」だからなんです。種を守るためにイガがあり、もう少しいうと固い「鬼皮」もそのためにあります。でも、「ゾウムシ」という虫の仲間にだけは食べられてしまいますが…。
栗の構造
栗の可食部はイガの中にありますよね、イガは他の果物でいうと皮になります。その中にあるのが栗が果肉と種になります。一般的に鬼皮と呼ばれている硬い皮が、他の果物でいう果肉になるんです。そして、表面の皮(鬼皮)を剥いた渋皮付きのものが種(栗の可食部)になります。
では、栗の可食部にあたる渋皮にはどのような栄養成分があるのでしょうか。
栗の皮に含まれる栄養
栗の渋皮には、文字どおり渋みの元となるタンニンが多く含まれています。タンニンとは、ポリフェノールの一種で抗酸化作用が非常に強い栄養素です。
タンニンといえば抗酸化作用で、肌の老化の原因ともなる活性酸素を除去してくれます。また、皮膚を守る保護作用や、シミの原因であるメラニンの生成を抑制てくれるため、美白効果に抜群なんです。ようするに、アンチエイジング効果に優れていることになります。さらに、栗の主な可食部にはビタミンCが多く含まれているので美容にとても効果的なんです。
渋皮は一般的に捨てられてしまうことが多い存在ですが、実は渋皮には栗の風味と旨みがあり、さらにポリフェノールがたっぷり含まれているので、食べないと勿体ない部分なんですよ。
タンニンの効能
老化防止
美肌効果
美白効果
軟便の改善
生活習慣病の予防
ガン予防
これで渋皮にも栄養があることがわかりましたが、問題は硬い鬼皮ですよね。とにかく硬いので剥くのが大変です。そこで少しでも楽になる栗の皮剥きをご紹介します。
簡単な栗の皮剥き
手順
栗のお尻(丸い方)のほうを少し切り落とします。
耐熱容器に栗がひたひたになるくらいまで水を入れてラップをかけます。
レンジで3~5分程度加熱します。(目安は栗10粒で3~5分程度)
水を切って指で皮を剥きます。(硬い場合は包丁で!)
完了です。
茹でるより早くできるのでご活用ください。すぐに使わない場合は、そのまま冷凍保存でOKです。
また、とにかく皮だけを楽に剥きたい方は一度冷凍するのがお勧めです。
楽に皮を剥くやり方
鬼皮が付いたままの栗を一晩冷凍庫で凍らせてます。
冷凍庫から出して、自然解凍するか熱湯で解凍します。
栗のおしり(丸い方)に包丁で切れ目を入れます。(切り落とさない)
後は手で剥けるので、剥けば完了です。
冷凍した場合は、渋皮は残らないので渋皮煮を作るならこの方法はNGになるので注意してくださいね。
渋皮が残った場合は、スポンジタワシでこすって剥くと綺麗に剥けますよ。冷凍した栗は加熱していないので、こすっても崩れたりしないので安心して行ってください。
今日の最後に
栗の渋皮には、ポリフェノール一種のタンニンが豊富に含まれています。免疫力を高める効果の他に、お肌への効果があります。ただ、一気に食べ過ぎてしまうと、水溶性食物繊維とのバランスが悪くなり便秘や下痢になることもあるので注意しましょう。一日10粒程度(約200g弱)が適量です。
秋は栗が美味しい季節です。栗は、ビタミン群・特にビタミンC、カリウム、食物繊維の含有量が高い果実です。体のためにも美味しいときに召し上がってみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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