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新米の季節! 残っている古米はいつまで保存できるの?

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[秋の味覚




こんにちは
食欲の秋は新米の季節ですね。白米が美味しいです。
ところで、こんな経験値はありませんか。
「新米が食べたいけど、古米が余っている」
「古米はどのくらい保存できる?」
お米は賞味期限などが表記されていないので悩みますよね。
そこで今日は『お米の期限』についてお話をしたいと思います。

お米の期限




古米の期限

 お米(稲)は、中国・雲南地方が原産の植物で、約1万年前の中国長江流域(湖南省周辺)で本格的な稲作がはじまったといわれています。


 日本へは縄文時代の後期に、朝鮮半島または中国の揚子江を経由して北九州へ伝わりました。そして弥生時代中期には、本州全域(青森県あたりまで)に広まったそうです。ちなみに、当時はお米は、今のような白いお米ではなく「赤米」だったそうです。 この赤米は邪馬台国大和朝廷への献上米として栽培されてきたと文献にも残されています。その後も明治時代までは全国で栽培されていてお米の主流は赤米でした。


 こうやってみると、お米の歴史って古くからあるんですね。


 お米のルーツはこのくらいにして、本題の古米についての話に移ります。



古米の期限はいつまで?

 新米の季節に悩むのは古米の消費期限ですね。売られているお米には、精米年月日は書かれていますが、賞味期限や消費期限については書かれていませんよね。いったいどのくらい保存できるものなのでしょうか。


 お米は生鮮食品のため、賞味期限や消費期限は表示されていません。これは野菜や果物に表示がないのと同じです。カビや腐敗がないのであれば食べることが可能になります。ただ賞味期限の目安はあるので覚えておくと良いですよ。



  • 春夏 (4月~9月)は精米年月日から1ヶ月程度

  • 秋冬 (10月~3月)は精米年月日から2ヶ月程度


 これは美味しく食べることができる期限になります。味へのこだわりがないのであれば、上記の期限を過ぎてもお米に異常がなければ食べてもOKです。


 実際に、一年前のお米や、三年も前の古米が流通していることがありますよ。それにしっかりと管理されている倉庫などは10年くらいは保存できるともいわれています。ただ次のような状態のお米はアウトになるので注意してください。


  • カビが発生

  • 虫が発生



カビ
 お米が通常より黒ずんできます。健康な人が食べても直ぐに病気になるわけではありませんが、処分した方が良いでしょう。



 虫が発生したものは、アレルギー症状を発症する恐れがあるので処分しましょう。



古米の保存

 直射日光や高温多湿に弱いので冷蔵庫での保管が最適です。購入時の袋は小さな穴が開いているため、袋ごと密閉容器に入れてから冷蔵しましょう。タッパーなどに移し替えればより安心ですね。



心配な場合は冷凍室へ

 冷蔵で心配なら冷凍が一番です。やり方は簡単!冷凍保存袋に入れて冷凍するだけ。使い方は、そのまま洗米して炊くだけです。長期保存を考えるなら冷凍がお勧めです。



古米を食べる

 古米を美味しく食べるには、炊くときに味醂を少量加えて炊くと、旨みとツヤが出て美味しく炊くことができますよ。また、味醂のアルコールが古米の臭みをとばしてくれるので、古いお米の臭いも気にならなくなります。美味しいご飯が炊けますよ。目安は、お米3合に対して大さじ1~2杯になります。



今日の最後に

 お米には賞味期限や消費期限がないので、古米であってもカビや虫が発生するまでは限り期限がありません。ただ、長く置けば味は落ちてしまいます。こういった場合は、虫やカビに注意しながらできるだけ温度が低い場所で保管してくださいね。


 秋は新米の季節ですが、古くなったお米も食べることができるので大切に食べてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。



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