秋のお料理には香母酢が合う! ところで、この漢字なんて読むの?
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こんにちは
早いもので9月もあと少しですね。話は変わりますが、この漢字読めますか。
「香母酢」
意外とわかりやすい漢字だと思いますが、「カボス」と読むそうです。そのままって感じですね。
それにしても凄い当て字ですね。なにか意味があるのでしょうか。
味覚の秋にはちょうどいいので、今回は『カボス』についてお話をしたいと思います。
カボス
カボスは大分県の特産で香酸柑橘類に属する植物です。似たような果実にスダチがありますが、カボスはスダチよりひと回り大きくテニスボールくらいの大きさになります。カボスの原産地はヒマラヤ地方で、日本へは江戸時代の初めに中国大陸から渡来しました。当時は万病に効くと医薬品として使われていたそうです。
カボスで有名な大分県へは、江戸時代に持ち込まれました。元禄 8 年(1695)に宗源という医師が京都から持ち帰った苗木を庭先に植えたのが始まりと言われています。その後、寒冷気候がカボスの栽培に向いていたこともあり、広く栽培されるようになりました。
カボスの語源
カボスの語源については、渡来した当時から皮を刻んで、蚊いぶし(追いやるため)に用いられており、このことから「蚊いぶし」が「カブス」になり、最終的に「カボス」になりました。その昔は、カボスの皮を囲炉裏にくべて蚊をいぶしていたそうです。
漢字の「香母酢」
カボスを漢字で書くと「香母酢」と表します。これは「カボス」の音に合わせた当て字になるそうです。なので特別な意味は持っていないとのことです。
当て字とはいえこれを考えた方は、カボスは香りが良く母のようなやさしい香りに包まれると解釈したんでしょうね。良くできた当て字ですね。
カボスを食べるメリット
江戸時代には万病に効くとされ、医薬品として使われていました。薬にもなるならカボスにはどのような効能があるのか知りたいですよね。
カボスは柑橘類だけあってビタミンCが豊富に含まれています。宗源という医師も風邪の予防薬や整腸剤、アカギレの薬の薬として栽培を始めたそうです。
その他にも、クエン酸・カリウムなどの成分をはじめ、ピネン・リモネンやテルペンなどの香り成分が豊富に含まれています。香りの成分が豊富なら、先ほどの漢字の意味にも当てはまりますね。
もう一つビタミンCと共に注目したいのがクエン酸です。カボスには、レモンの2倍のクエン酸が含まれているといわれています。クエン酸はエネルギーを生成する効果に優れ、結果的に疲労を回復してくれます。レモンの2倍もあるのに味はまろやかなので摂取しやすいですね。
カボスを食べることは他にもメリットがあります。まとめたので参考にしてください。
エネルギーを生成する効果
疲労回復効果
筋肉痛を予防する効果
香りによるリラックス効果
香りによる消化を促進する効果
高血圧を予防する効果
心臓血管系の病気への予防効果
今日の最後に
今回は「香母酢」という漢字からカボスのことをお話しました。こうしてみると漢字表記も良いですよね。
カボスの旬は10月くらいまでです。とにかくビタミンCが豊富で女性には嬉しい果実です。カボスは食べやすいのが特徴ですので、美味しいときに召し上がってみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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