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秋の味覚「クルミ」! その栄養価が凄い!

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クルミの木




こんにちは
もう少しで9月も終わり、早いですね。
でも秋といえば美味しいものが沢山あります。良い季節です。
今回は、そんな秋の味覚の一つ、木の実を取り上げてみたいと思います。
そこで今日は『クルミ』についてお話をしたいと思います。

クルミ




クルミ(胡桃)

 クルミは、世界中に約20種類ある植物で、「クルミ」はその総称になります。原産地はイランで、紀元前7000年頃から食用とされていたそうです。 日本へは、中国(胡)から朝鮮を経由した渡来しました。このときに、実が桃の種に似ていたことから 、日本では「胡桃」と名付けられました。ちなみに呼び方の由来は、「クルミ」は、その昔は樹皮が黒いことから染料として使われており「黒む実(くろむみ)」と呼ばれていました。この「くろむみ」が転訛して、「クルミ」ななったといわれています。


 日本でクルミと言えばオニグルミを指すます。「オニ」は、実の表面がでこぼこし、さらに硬くてなかなか割りにくいことから付けられました。この硬さがオニグルミ(和グルミ)の特徴でもあります。さらに、クルミの種類で一番美味しいのが和グルミ、これも特徴の一つです。ちなみに、オニグルミは硬い殻でしっかりと守られているので通常の状態なら何年でも貯蔵することが可能になります。



クルミを食べる

クルミを食べる


 お店に売っているものには、クルミを剥いたまま(生)の状態のものと、ロースト(素焼き)したものがありますよね。ここで疑問なのが「生で食べても大丈夫なの?」、ですね。



答えは、生で食べても大丈夫です。



 クルミは生食が可能です。縄文時代から生食されていたので問題ありません。ただ、タンパク質消化の妨げになる酵素抑制物質が含まれているので、ローストや浸水して物質を取り除くと安心して食べることができます。


浸水(ソーク)

 浸水のやり方は、殻をを取り除いた生クルミをボウルに入れ水を張ります。数時間ほど浸して水が黄色や茶色に変化してくればOKです。クルミの持つ渋みもなくなるので美味しくいただくことができます。


ロースト

 ローストする場合は、フライパンで弱めの中火にして2~3分煎ります。レンジなら、耐熱皿にクルミを並べて、2分おきに混ぜながら5~6分加熱でOKです。



クルミを食べるメリット

 クルミはオメガ3脂肪酸をはじめカラダによい成分を多く含みます。身近なスーパーフードともいわれています。オメガ3は、血をサラサラにする効果が期待できるので、心筋や脳まわりの血管の流れをよくすることで生活習慣病を予防に効果があります。クルミを4~6個食べるだけで1日の摂取基準(2.5g)をクリアできますよ。


 他にも、ビタミンやミネラル類がとても豊富に含まれています。目立ったところをピックアップすると、ビタミンEは、活性酸素の働きを抑えて体の老化を防ぐ働きがあります。 ビタミンB1は、疲労の原因となる「乳酸」が体の中に溜まるのを防いで、疲労回復の補助する働きがあります。亜鉛は、肌の代謝を促し、若々しい肌へと導く美肌効果があります。クルミには、体に不可欠な栄養素がしっかりと含まれています。


 さらに、ポリフェノールが豊富に含まれていることも注目すべき点です。ポリフェノール中性脂肪燃焼効果、抗酸化効果、美容効果など体に嬉しいメリットがたくさんあります。また、ローストすることによりポリフェノールが生の1.5倍に増えるます。ポリフェノール摂取を目的とするならローストがお勧めです。(ただ、オメガ3などの脂肪酸は熱に弱いので減少してしまいます。)


 クルミを食べることはメリットが大きいことがわかりますね。一方、栄養価が高いゆえにカロリーも高くなります。なので1日に7~10粒程度(20~30g)が目安に食べましょう。また、クルミは消化に時間がかかるので就寝前は避けた方が良いですよ。



今日の最後に

 クルミは古くから食用とされているだけあって栄養価が高い食べ物です。食べ過ぎにさえ注意すれば、体にプラスの効果を与えてくれます。


 国産クルミの旬は9~10月になります。クルミを食べれば生活習慣病の予防や美容効果が期待できますよ。また、不眠症の改善などの効果もあります。国産クルミは多くは出回りませんが、美味しいときに召し上がってみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。



www.raruka.net




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