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旬の落花生! ピーナッツの薄皮はポリフェノールたっぷり!

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秋の味覚




こんにちは
秋は食べものが美味しいと感じます。良い季節ですね。
そんな秋の味覚に落花生があります。食べだすと止まらなくなりますよね。
ところで落花生の薄皮ってどうしてますか。私は剥くのが面倒なので食べちゃいます。でも食べるメリットってあるのでしょうか。
そこで今日は『落花生(ピーナッツ)の皮』についてお話をしたいと思います。



落花生


落花生の薄皮



 落花生は南アメリカアンデス山脈地方が原産といわれる豆科植物です。ペルー北部にある紀元前850年頃の遺跡から落花生の種子が発見されたことから、この時代には食されていたと考えられています。 16世紀頃にはヨーロッパへ伝えられ、ここからシルクロードを経て中国にも伝えられました。当時、ヨーロッパの方々は食糧ではなく薬と考えていたそうです。


 日本へは1706年に伝来し、「南京豆」と呼ばれた。日本で初めて落花生が栽培されたのは、1871年明治4年)頃だと言われています。明治4年に神奈川県大磯の渡辺慶次郎氏が「異人豆」を食べて、これを持ち帰り栽培を始めたという記録があります。これにより神奈川県が落花生発祥の地になったそうですよ。ちなみに、落花生の名称には、「地豆」「南京豆」「異人豆」「唐人豆」「後引き豆」「ピーナッツ」などの別名が複数存在します。それにしても多い!


 落花生の生産地で有名な千葉県で栽培が始まったのは、明治に入ってからのことです。明治9年(1876年)に導入され本格的栽培がスタートし、現在では 全国の約70%以上を生産しています。


 落花生の歴史はこのくらいにしまして、続いては落花生の薄皮についての話をしたいと思います。 



落花生(ピーナッツ)の薄皮を食べるメリット

 落花生を剥いて食べると薄皮が邪魔になりますよね。剥くのが面倒だし、食べる渋いし、ときどき歯にくっついたりするし…。


 実は、あの薄皮には凄く体に良い成分が含まれていたんです。



 それは、「ポリフェノール」です。



 ポリフェノールには数多くの種類がありますが、落花生の薄皮には赤ワインなどにも含まれる「レスベラトール」が豊富なんです。このポリフェノールには抗ガン作用、美肌効果、アンチエイジングなどがあるんですよ!


 レスベラトロールは新陳代謝を助け、老化現象で遅れた代謝をできるだけ正常なサイクルに戻す(近づける)働きがあります。


 また、「レスベラトール」には抗酸化効果があり、インフルエンザ対策に有効であると考えられています。これは研究でも証明されていて、長崎大学大学院の渡邊准教授によると、


ピーナッツから抽出した成分によって、培養したインフルエンザウイルスが十分の一まで減少した。


 という研究結果が発表されています。インフルエンザウイルスが1000分の1に減少するということなのでこれは見逃せませんね。



 ではポリフェノールがどれだけ違うのか100mgあたりで比較します。



 ちなみに、ポリフェノールが多い食品(100mgあたり)との比較はこのようになります。

  • ブルーベリー 300mg

  • 赤ワイン 230mg

  • コーヒー 200mg


 答えは明らかです。落花生の場合は薄皮にしかポリフェノールが含まれていません。ピーナッツ(殻を剥いた落花生)を食べるときは薄皮が付いたまま食べることがポイントです!



今日の最後に

 普段は捨ててしまうことが多い落花生の薄皮にはポリフェノールが豊富に含まれています。上記の効能の他にも悪玉コレステロールを減少させて動脈硬化を防ぎ、心臓病やガンを予防する効果があります。食べるメリットは十分にありますね。


 落花生の収穫期は秋、10月が最盛期になります。とはいえ加工された落花生は一年中購入できますので、一日に20~30粒(適量)を目安に、薄皮付きのままで召し上がってはいかがでしょうか。


 余談ですが、食べた後の落花生の殻はシックハウス症候群の主な原因であるホルムアルデヒドを吸収してくれます。ミキサーなどで細かく砕いたものなら90%の吸収効果があります! また、お部屋の臭い対策や湿気対策にも活用できます。殻は捨てずに使ってくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。



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