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チンゲン菜は栄養満点! 意外にも生食もOK!

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秋の野菜




こんにちは
10月も折り返し地点ですね。日に日に気温が下がっているので体調管理に気を付けてください。
そういえば、気温が下がると美味しくなる野菜がありましたよね。
青々とした野菜!チンゲン菜です。
ちょうど今頃がシーズンなので取り上げてみたいと思います。
そこで今日は『チンゲン菜』についてお話をしたいと思います。



チンゲン菜


チンゲン菜



 中国野菜として有名なチンゲン菜は、パキスタンやトルコおよびバルカン半島の高原が原産の野菜です。シルクロードを経て中国へ渡ってから栽培品種として改良されて広まりました。


 日本では、1972年(昭和47年)に中国との国交が再開された頃に中国から野菜の苗が導入されて栽培が始まりました。当初は、中国での呼び名や日本名の「タイサイ(体菜)」や「中国白菜(パクチョイ)」などいろいろな名前で流通していたそうです。その後、同時期に入ってきたパクチョイ(小白菜)との混乱を正すため農林水産省により、「葉柄」が緑色のものを「チンゲンサイ(青梗菜)」、白色のものを「パクチョイ(小白菜)」と呼ぶように統一されたそうです。(葉柄=葉の平らな部分と枝(茎)つなぐ部分)

パクチョイ(小白菜)
パクチョイ(小白菜)


 ちなみに、現在使われている「チンゲン菜」という名前は、中国名の「青梗菜」に由来しているそうです。読み方は、「チン・ゴン・ツァイ」です。現在ではチンゲン菜と全国で栽培が行われて、中国野菜といわれるものの中で最も普及し、日本の野菜として定着していますね。



チンゲン菜は食べやすく栄養満点

 日本に定着した理由としては、食感と栄養価の高さでしょう。歯切れがよくて柔らかく、味が淡白でエグミやクセがないことが一つの要因といえます。また、熱を加えたり、油を使ったときの鮮やかな緑色もその要因ですね。栄養面はというと、β‐カロテン(体内でビタミンAに変換)、ビタミンCが特に豊富で、一日の必要摂取量を摂取することが可能なんです。その他にはカルシウム、カリウム、鉄、食物繊維も多く栄養豊富なことも定着した理由といえます。



チンゲン菜を食べるメリット

 チンゲン菜には多くの栄養素が含まれています。食べるメリットが十分にあるので紹介します。

カロテン

 チンゲン菜は、β-カロテンが豊富に含まれています。その含有量はピーマンの6倍もあるんです。β-カロテンは体内で必要に応じてビタミンAに変換されるので、感染症を予防し免疫力を高めてくれます。また、チンゲン菜に含まれるビタミンB1、B2、ビタミンCも免疫力アップの効果があるので、風邪予防などに最適な食材になります。他にも視力の維持や美肌効果にも効果的です。



ビタミン

 チンゲン菜は、ビタミンCが豊富です。ビタミンCには美肌効果や疲労回復効果があり、β‐カロテンと一緒に摂ることで吸収率がアップします。コラーゲンの生成のに不可欠なビタミンで肌のシワを防いだり、傷なども早く回復しますよ。


カルシウム

 チンゲン菜にはカルシウムも多く含まれています。骨を丈夫にする作用があるので、骨粗しょう症予防に効果的に働きます。チンゲン菜は食べるだけでカルシウムが摂取できるので、大きなメリットといえます。


 他にも、動脈硬化や高血圧を予防する効果、脳卒中予防や貧血予防など多くの効能があります。チンゲン菜を食べることはメリットが多いといえますね。



チンゲン菜を食べる


チンゲン菜


 チンゲン菜はアクが少ない野菜なので生でも食べることができます。サラダや浅漬け、スムージーなどにすると熱に弱い栄養素も余すことなく摂取できますよ。ただ、根元付近には砂などの汚れがある場合が多いのでしっかり洗ってくださいね。


 β‐カロテンの吸収率を高めるなら油を使う加熱調理がお勧めです。油との相性が良いので、炒め物にはピッタリな野菜なんですよ。牛肉や豚肉などの動物性タンパク質と一緒に摂ると栄養のバランス良い一品になります。


 また、スープ系のお料理とも相性がいいんですよ。お味噌汁でも良いですし、始めに油で炒めてからスープに入れても良いですよ。スープを全て飲むことで、水に溶け出したビタミンCやカリウムも無駄なく摂ることができます。寒い日にはチンゲン菜入りのスープを是非!



今日の最後に

 チンゲン菜は中東が原産の植物で、中国に渡ってから栽培品種として改良された野菜です。ビタミンやミネラルなどの栄養がとても豊富で、カロテンに至ってはピーマンの6倍もあるんです!


 チンゲン菜の旬は春と秋です。本当に美味しいものは10月~11月のものです。ちょうど今頃のものですね。油とも相性抜群で様々な効能が期待でき、また生で食べても良い野菜なのでサラダにもお勧めです。旬の美味しいときに召し上がってみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。





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