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新米の季節! お米の栄養は米糠にあった!

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米糠




こんにちは
ご飯が美味しい季節ですね。普段食べているお米は白米ですが、玄米って凄く栄養があるそうですね。ただ、浸水に時間がかかるのでどうしても避けてしまうのが現状です。
でも、栄養があるのなら糠の部分だけを食べることは可能なのでしょうか。
そこで今日は『米糠』についてお話をしたいと思います。


米糠の話


米糠



 米糠(こめぬか)は、玄米の表面を削る精白するときに出る果皮、種皮、胚芽などの総称になります。色は黄白色で、玄米が持つ栄養素の9割以上が米糠に含まれています。一般的には、飼料・肥料・漬物などに用いることが多い部分なんですよ。



米糠の栄養

 米糠というと、漬け物のぬか床というイメージが強いと思いますが、玄米が持つ栄養のほとんどが米糠に含まれています。主な栄養は、食物繊維、ビタミンB1、B2、ナイアシン、ビタミンE、鉄分などをはじめとする栄養素が含まれています。 ちなみに、玄米の栄養価を100%とすると、私たちが食べている白米(胚乳)には5%の栄養しか含まれていないそうです。


 米糠が白米より栄養が豊富なら断然食べた方がお得ですよね。それでは米糠を食べるメリットをご紹介します。



米糠(玄米も同じ)を食べるメリット

ビタミンが豊富
 ビタミンB群は、糖をはじめタンパク質や脂質などの代謝を促進します。さらにインスリンの分泌を活発にする働きもあります。


コレステロールを下げる
 γ-オリザノールは、ポリフェノールの一種で抗酸化作用や、血中コレステロールを下げる働きがあります。さらに、美肌効果、皮膚の老化防止、更年期障害予防のほか、インスリンを分泌するすい臓の細胞(β細胞)に働きかけ改善する効果があります。


便秘を解消
 米糠は、食物繊維が豊富で便秘を解消する効果があります。食物繊維は、腸内の老廃物の排泄を助ける働きがあり、さらに善玉菌を増やす作用もあるので、腸内の環境を整える効果があります。


アルツハイマー病を予防
 米糠にはアルツハイマー病を予防するフェルラ酸が含まれています。β-アミロイドペプチドが脳に蓄積されるとアルツハイマー病の原因になるといわれています。フェルラ酸にはβ-アミロイドペプチドの分解を助ける働きがあるためアルツハイマー病の予防効果があります。



米糠を食べる

米糠


 「米糠を摂取するなら玄米を食べれば良い!」そのとおりなんですが、玄米を食べるには準備に時間かかってしまい、時間のロスになってしまいます。浸水だけで6時間ですからね。それに、玄米だと消化・吸収が良くないのです。また、無洗米玄米も販売されていますが、できることなら手軽に食べたいものです。


 そこでお勧めなのが「食べるいりぬか」です。スーパーでも見かけることがあると思います。いろいろなお料理に使えるのでご紹介します。



作り方

  1. もみ殻などを除去するためザルで米糠をふるう。

  2. フライパンに米糠を入れて、中火よりやや弱めで混ぜながら7~8分乾煎りします。

  3. 甘い香りがしてくるので、香ばしくなる寸前で火をとめて冷ます。

  4. 食べる米糠の完成です。


 しっかり冷ましたら、密封できる容器やジップロックなどに入れて密閉し、冷蔵庫で保存してください。お味噌汁やカレー、炒め物やハンバーグ、ヨーグルトなどに使っても合いますよ。満腹感がありダイエットに最適です。また、食物繊維が豊富なので便秘解消に効果がありますよ。


保存期間
冷蔵保存で1週間~10日になります。
冷凍保存なら3~6ヶ月保存可能です。



今日の最後に

 米糠は栄養が豊富な食材です。玄米に含まれる栄養の95%が米糠にあります。玄米を食べれば済むことですが、食べやすさを考えれば米糠の方がお手軽です。


 新米の季節!新鮮で良質な米糠は、きな粉のような甘い味がし美味しいです。粉末は抵抗がある方は、お料理に混ぜて食べてください。 最後に注意事項、スーパーなどで売られている米糠には「いりぬか」と「生ぬか」がありますが、どちらも必ず煎ってから使ってくださいね。一日の摂取量は大さじ2杯が目安です!
最後までお読みいただきありがとうございました。



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