健康のためにレーズンを食べよう! でもオイルが使われているのは何故?
スポンサーリンク
スポンサーリンク
こんにちは
ブドウって美味しいですよね。でも、シーズンが短く限られているのが残念なところです。まあ、レーズンがあるので、ブドウ自体は一年中食べることができますけど…。
ところで、レーズンって2種類ありますよね。普通のレーズンと、オイルを使ったレーズンがあります。
見かける度に思うのですが、「体に良いと思って食べているのに、どうしてオイルを使うの?」って思います。
そこで今日は『レーズンのオイル』についてお話をしたいと思います。
レーズンとオイル
レーズン(干しブドウ)の元となるブドウは、スペインやギリシャ、イランの辺りでは紀元前13世紀頃から栽培さられていたフルーツです。このブドウを天日干しなどで乾燥させると、レーズン(干しブドウ)になります。
レーズンは、偶然の発見で作られるようになりました。栽培されていたブドウが自然乾燥し、たまたまた発見しこれを食べたことで、その美味しさから作られるようになりました。非常に栄養価が高いことは古くから分かっており、当時は薬用としても使われていたそうです。
アメリカへは、1492年コロンブスが新大陸の発見によりブドウが伝えられ、レーズンも作られるようになりました。18世紀以降はアメリカのカリフォルニアが世界最大の生産地になったそうです。
レーズンを大きく分けると4つに分かれ、カリフォルニアレーズン、サルタナレーズン、マスカットレーズン、グリーンレーズンになります。それぞれに特徴があるので紹介します。
カリフォルニアレーズン
一般的によく見かけるレーズンで、皮の薄いぶどう品種「トンプソンシードレス」が使われ、甘みが強くオーソドックスなレーズンです。
サルタナレーズン
カリフォルニアレーズンと同じ「トンプソンシードレス」が使われ、こちらは乾燥時間が短く、ブドウ本来の甘さが適度に残っているのが特徴です。
マスカットレーズン
オーストラリア産のレーズンで、世界の他の地域では育たない、オーストラリアの特定地域で栽培された種無しブドウで作られています。爽やかなマスカットの風味が特徴です。
グリーンレーズン
中国ウィグル自治区で栽培されてブドウが使われ、カリフォルニアレーズンやサルタナレーズンに比べるとやや甘みが控えめでやや酸味があります。 「緑の宝石」とも呼ばれています。
レーズンにも多くの種類があるので使い分けてみるのも良いと思います。
少しまわり道をしてしまいましたが、レーズンのオイルについてお話をしたいと思います。
レーズンにオイルを使う理由
「レーズンにオイル」って少し不思議ですよね。これにはいくつかの理由があるそうです。
理由1
乾燥してくると、レーズンの内部から糖分を出さないようにオイルを使う。
理由2
レーズン同士がくっついてしまうのを防ぐためにオイルを使う。
ということで、いずれも乾燥と糖分が関係してくるのでオイルが使われています。そういえばノンオイルのものはくっついて固まっていますよね。
オイルを使っているからといっても体への影響はほとんどありません。使用されている量は、レーズン100gあたりで0.4~0.5gなので心配ない量です。スナック菓子の方が多いです。ただ油を使っているので、ブドウの風味が少し落ちてしまうことが残念です。
このオイルは落とすことができますよ!
レーズンを50℃くらいのお湯に2分程、浸けてるだけ。ザルにあげて水を切って食べれば油は感じません。間違えて購入してしまったときや、オイルが気になる方、天然酵母で酵母液を作るときにご活用下さい。
今日の最後に
レーズンに使われるオイルには理由があります。それはブドウの持つ糖分に大きく関係しています。体には悪いものではありませんので安心してください。むしろレーズンのためにはオイルがあった方が良いと思います。
栄養が豊富なレーズンは、結腸がんの予防効果、糖尿病や血管系疾患のリスク軽減、美肌効果、老化防止、虫歯予防といった様々な効能を持っています。美容と健康にはピッタリの食材ですね。
ただし、食べ過ぎにはご注意を!70%くらいが糖分で、100gで約300カロリーあります。なので1日に100粒程度にしてくださいね。体のために召し上がってみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。