秋は分葱が美味しい! ところで「分葱」と「分け葱」の違いはなに?
スポンサーリンク
スポンサーリンク
こんにちは
朝晩が寒いと感じる季節になりましたね。気温差が大きいので体調管理に注意しましょう。
気温が下がると美味しくなるのがネギ類ですよね。ネギ特有の甘みが美味しいですね。
ところで、分葱と分け葱ってどこがが違いのでしょうか。この両者って分かりにくいですよね。
そこで今日は『分葱』についてお話をしたいと思います。
分葱と分け葱
分葱(わけぎ)は、ネギ属に分類される野菜で、ネギとエシャロットが自然交雑して生まれましたね。原産地は、はっきりと分かっていませんが、ギリシャやシベリア地方、西アジアなどが有力です。日本では主に関西よりも西の地域で生産されて、生産トップの広島県では、「広島わけぎ」という品種があるほど栽培が盛んに行われています。分葱の特徴は、根元の部分がエシャロットのように球根状に膨らんでいるのが最大の特徴です。この膨らみは地下茎の一種「鱗茎(りんけい)」が肥大化したものなのでタマネギに似ています。
分け葱(わけねぎ)は、葉葱の一種で九条葱にやや近く、刺激臭や辛みが少ないネギです。主に関東地方で生産されており、関西では見かけることが少ないネギです。名前のついては、球根から枝分かれして育つので「分け葱(わけぎ)」と名付けられたそうです。
ということで、よく似た名前の「分葱」と「分け葱」は全く違うものになります。簡単にいうと、タマネギとネギの違いと言えば分かりやすいと思います。それにしても両者は紛らわしいネーミングですね。
分葱を食べる
分葱の代表的な食べ方といえば「分葱のぬた」です。
「ぬた」は、高知県の伝統あるタレの一つで、葉ニンニクに味噌や酢を混ぜて作ります。全国的には、魚介類や野菜を酢味噌で和えた料理を「ぬた」と呼んでいます。
「ぬた」の由来は、トロっとした味噌の食感が「沼のドロドロ」を思わせることから「沼田(ぬた)」と付けられたそうです。
それでは「ぬた」の作り方を紹介します。
ぬたの作り方
用意するもの
作り方
分葱を葉と茎に切り分けます。
茎は縦半分に切り、葉と茎を5cmくらいの長さに切り揃えます。
鍋にお湯を沸かして、2分ほど茹でます。
茹で上がったらザルに上げて水気を切り冷まします。
ボウルに、お酢と味噌を入れて混ぜ合わせます。
混ぜたら、砂糖とからしを加えて混ぜ合わせます。
分葱と酢味噌を混ぜ合わせます。(酢味噌は上からかけてもOKです)
分葱を揃えて盛り付け完成です。
分葱がない場合は、普通の長ネギを使ってください。魚介類や海藻などを加えても美味しいですよ。
お湯を沸かすのが面倒な方は、耐熱皿に分葱ろ入れラップをして、レンジで1分30秒程加熱してください。レンジを使えば簡単にできますよ。
今日の最後に
「分葱」と「分け葱」は、ねぎの種類が違うので別物になります。分葱は「ネギ」と「エシャロット」が交雑したものなのでタマネギに近い野菜ですね。
分葱の旬は春と秋です。分葱は、β-カロテンやビタミンCが豊富で、免疫力が上がり風邪の予防には最適な野菜です。これからの季節に嬉しい効能ですね。旬の分葱を召し上がってみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。