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白菜の漬物! 朝鮮漬けって何だろう?

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秋の食材




こんにちは
気温が下がり寒い季節がやってきましたね。風邪をひかないように注意してくださいね。
そんな中、美味しくなる食材があります。
それは鍋料理には欠かせない白菜です。白菜は鍋だけではなく漬物にしても美味しいですよね。
ところで、白菜の漬物といえばキムチですが、同じようなものに朝鮮漬けというものがありますよね。この二つは同じものなのでしょうか。
そこで今日は『朝鮮漬け』についてお話をしたいと思います。


白菜


白菜



 この時期、鍋料理や漬物に欠かせない白菜は、地中海沿岸が原産といわれている野菜です。その後、シルクロードを経由し中国に伝来して発達しました。7世紀頃までには現在に似た形状になったといわれています。 現在のような丸みがあるものは、17世紀以降の「清」の時代に結球(けっきゅう)白菜として生まれたそうです。


 日本に白菜が渡来したのは江戸時代末期のことで、栽培が行われるようになったのは明治時代の後半です。白菜は全国に普及したのはさらに遅く、大正時代になってからのことです。その後、宮城県や愛知県、石川県で結球性の高い品種をつくることに成功し大正時代から昭和初期にかけて全国に広まったそうです。日本では比較的に歴史の浅い野菜ですよ。



朝鮮の漬物

朝鮮漬け


 キムチの始まりはキュウリなどの塩漬けだったそうで、12世紀に入りようやく香辛菜類を使うようになり、現在に近いキムチの味になったそうです。なお、この時点では唐辛子は使われておらず、それどころか唐辛子すら朝鮮半島にはなかったそうです。


 唐辛子が伝わったのは、16世紀後半に豊臣秀吉率いる日本武士が朝鮮半島に出征した際に寒さ対策に唐辛子を持ち込み伝えられました。その後、豊臣軍が撤退した後も保存性の高さなどから栽培が続き、漬物に唐辛子を使うようになっていったそうです。ちなみに、この時点では白菜も伝わっておらず、朝鮮半島に白菜が入ってきたのは19世紀に入って中国から伝来されました。


朝鮮漬け

 朝鮮漬けの話は、先程の朝鮮出兵の続きでもあります。豊臣軍が持ち込んだ唐辛子を使い漬物にしたのが朝鮮漬けの原型になります。もともとは、九州で食べていた「九州漬け」とのことです。


 朝鮮漬けとは、唐辛子を使った漬物になります。



今日の最後に

 朝鮮漬けは、唐辛子と塩を使った日本の漬物です。キムチとは異なるキムチ風の漬物と言った方が分かりやすいでしょうか。


 余談ですが、キムチを買うときは乳酸発酵したキムチを買ってくださいね。発酵してないと、ただのキムチ味の浅漬けになってしまうのでご注意を!


 白菜の旬は、11月~2月頃です。白菜にはビタミンCやミネラル、整腸作用のある食物繊維が豊富です。鍋料理に使うことが多い野菜ですが、この時期のものは甘みがあるので是非生で食べてほしい野菜です。美味しいときに召し上がってみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。



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