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発芽大豆と普通の大豆との違いはなに?

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発芽大豆




こんにちは
11月って大豆が旬のようですがご存知でしょうか。大豆って11月に収穫するんですね。私は知りませんでした。
ところで、大豆には発芽大豆っていうものがありますよね。あれって大豆と何が違うのでしょうか。
そこで今日は『発芽大豆』についてお話をしたいと思います。


発芽大豆


発芽大豆



 発芽大豆は、大豆をモヤシに育てるときに芽が出たばかりの大豆です。正確には、芽ではなく根です。


 これではそのままなのですが、一般の大豆よりも発芽させることで発芽前よりも栄養価が高くなるそうです。発芽をするということは、植物のエネルギーがもっとも高まるときになり、これに伴い栄養価も上がります。なので発芽大豆は、発芽前の大豆より栄養価が高くなります。さらに、栄養が上がるので大豆の旨味も上がります。普通の大豆の5~10倍といわれています。


 発芽することでビタミン・ミネラルが生成され、アミノ酸やGABAが増えます。そして大豆タンパクは体に吸収されやすくなります。発芽させるだけで栄養が何倍にも上がるんです。



自家製発芽大豆

 そんな発芽大豆は、簡単に買うことができますが、実は自分でも作れるんです。それでは作り方を紹介します。



発芽大豆の作り方

  1. 大豆をよく洗い、水に一晩浸します。(冬は18時間、夏は8時間)

  2. 吸水して膨らんだ大豆をザルに上げます。

  3. 布をかぶせて暗い涼しい場所に置きます。

  4. 1日2回、朝と晩にザルのまま大豆をサッと洗い、再びザルに上げます。

  5. これを数日、繰り返して、発芽させれば完成です。


 翌日か、翌々日(冬季は4日くらい)には発芽しています。発芽し過ぎて豆モヤシになってしまうと、栄養が減ってしまうので注意してください。


 発芽大豆は生のままで食べことができますが、発芽した大豆は蒸しておけば発芽も止まり保存性も増します。蒸した後に冷蔵庫で保存しておけば数日間日持ちしますよ。さらに、蒸すことで栄養の流出も防ぐことができます!



簡単な蒸し方

  1. 大豆が広がるくらいのフライパンに大豆を入れます。

  2. 塩少々と水(20~30㏄)を加え中火強にかけます。

  3. 水が煮立ってきたら蓋をかぶせます。

  4. 1分半ほど蒸して火を止めます。

  5. 火を止めた状態で更に1分間置きます。

  6. ザルに上げて完成です。


 密閉できる容器に入れて冷蔵庫で保存してください。保存の目安は1週間程度になります。


 発芽までに時間がかかりますが、自家製なら市販のものより絶対に美味しいです。サラダなどに入れて食べてくださいね。



今日の最後に

 発芽大豆は、芽が出たばかりの大豆のことです。発芽玄米などと同じように非常に栄養価が高くなります。遊離アミノ酸やGABA、ビタミンC などの含量が増加して、さらに旨味も増します。大豆を食べるなら発芽大豆がお勧めです。


 11月20日は、「発芽大豆の日」です。「いい(11)はつが(20日)」の語呂合わせから、兵庫県神戸市にある株式会社マルヤナギ小倉屋と、株式会社だいずデイズが制定したそうです。発芽大豆は普通の大豆よりも栄養が豊富、毎日の食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。



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