冬は鍋料理! キムチチゲとキム鍋の違いはなに?
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こんにちは
鍋料理が美味しい季節ですね。気温が下がっているのでキムチ鍋なんて良いですよね。
ところで、キムチチゲってありますが、キムチ鍋とは何か違うのでしょうか。
そこで今日は『キムチチゲ』についてお話をしたいと思います。
キムチチゲとキムチ鍋
「キムチチゲってなに?」、まずはこの問題から解決します。
キムチチゲは、発酵したキムチを使った鍋料理になります。
「チゲ」は、朝鮮半島の鍋料理を意味する総称で、基本的に一人用の小鍋のことをチゲと呼びます。もともとは、余ったキムチと残り物の食材で作った家庭料理だったそうですよ。
でもこの流れだと、「キムチチゲはキムチ鍋と同じ?」ってなりますよね。
日本でいう「キムチ鍋」は、「キムチチゲ」とほぼ同じと考えて良いのですが…。
ただし、キムチチゲは魚介類や肉を煮込んで作る煮込み料理になり、キムチ鍋は時間をかけて煮込んでいないので普通の鍋料理になります。
また、キムチチゲは、発酵したキムチを使いますが、キムチ鍋は発酵していない白菜漬けを使っています。このようなことから、キムチチゲとキムチ鍋は少しばかり意味合いが違ってきます。なので、キムチ鍋は日本風のキムチチゲになりますね。
余談ですが、キムチチゲ鍋という呼び方をされる方もいますが、これだと「キムチ鍋鍋」になってしまうので注意しましょう。
キムチチゲ
キムチチゲは、朝鮮で家庭料理で、具は発酵の進んだ白菜キムチの他に、肉類または魚介類、野菜、豆腐、タンミョン(春雨)などが使われます。調味料はほとんど使わず、キムチの旨味と具材から出た旨味だけで調理します。基本的に一人前用の小さな鍋か、トゥッペギと呼ばれる小鍋で提供されます。(トゥッペギ=写真の黒い鍋☝)
キムチチゲの栄養
キムチチゲで大切なことはキムチです。キムチは乳酸発酵した食材なので言うまでもなく栄養が豊富です。
とはいえ、気になりませんか。
「乳酸菌は熱に弱い菌」ということを!
キムチはそのまま食べることで、より生きた乳酸菌を体内に取り入れることができるので食品です。乳酸菌は熱に弱く、少しの加熱で死滅してしまいます。
40℃ 増殖します。
60℃ 30分程度で死滅します。
100℃ 数秒で死滅します。
これでは煮込んでしまったら、すぐに全滅してしまいますよね。
でも、心配しないでください。乳酸菌が死んでしまったとしても、死んだ乳酸菌は腸内の善玉菌のエサとなって働いてくれます。これにより、善玉菌を増やすことになり生のキムチと同じような効果があるんです。それに、韓国の方はキムチを一緒に食べているのでしっかりと摂取できているそうです。
注意事項として、ご家庭でキムチチゲを作る際には、乳酸発酵したキムチを使ってくださいね。即席のキムチはNGです。それと、具材にはキノコを使うと良いですよ。キノコには食物繊維が豊富に含まれているため、善玉菌のエサになります。
キムチチゲの作り方
用意するもの(4人分)
キムチ 400~500g
豚バラ肉 400g
韓国唐辛子(生) 1本
煮干と昆布のだし汁 1200ml程度
キムチの漬け汁 140ml
粉唐辛子 大さじ2
酒 大さじ2
砂糖 小さじ3
塩 小さじ1
具材はお好みの物でOK
作り方
キムチを一口大に切ります。その他の具材もお好みの大きさに切ります。
トゥッペギ(または土鍋など)に、キムチと豚バラ肉(その他タマネギ等)を入れて混ぜ合わせ、10分ほど置きます。
火にかけ、2分ほど炒めます。(くっつきそうなら油を引いてください)
粉唐辛子、酒、砂糖を加え、弱火でさらに1~2分炒めます。
だし汁とキムチ汁を加えて蓋をし、煮立ったら弱火にして6~7分ほど煮ます。
塩を加えて、さらに10分ほど煮込みます。
野菜類と豆腐などのお好みの具材を入れ2分ほど煮ます。
最後に春菊などの葉物野菜を入れてひと煮立ちさせ完成です。
唐辛子はキムチの辛さで調節してくださいね。
今日の最後に
キムチチゲは、韓国の家庭で発酵したキムチを使った煮込み料理です。キムチと具材から出た旨味だけで作るのでそても体に良いお料理です。
キムチには免疫力を高める効能があります。キムチは、1日約50gとることで健康効果が得られます。11月22日は「キムチの日」とのこと、発酵キムチを食べて寒い季節を元気に過ごしましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。