旬のミカン! 日持ちさせる保存のコツ!
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こんにちは
冬のフルーツといえばミカンですよね。コタツで温まりながら食べるミカンは最高ですよね。
ところで、ミカンって箱の中で腐っていたりしたことはありませんか。ミカンはどのくらい日持ちするのでしょうか。
そこで今日は『ミカン』についてお話をしたいと思います。
ミカン
ミカンは、中国の柑橘がもとになり日本で誕生した果物で、このミカンを温州ミカンと呼びます。温州ミカンは、江戸時代初期の頃(約400年前)に、中国の浙江省から鹿児島県に伝わった柑橘の種から偶発実生しました。当時は、九州だけで栽培されていましたが、明治時代から大正時代にかけて他県にも伝えられて増産されるようになりました。温州ミカンは、日本原産のフルーツということになります。
温州ミカンの名前は、原種が中国原産だったことで、中国の温州にちなんで「ウンシュウミカン」と命名されました。今となっては温州は関係ないような気がする…。
ちなみに、小ぶりなミカンに「紀州みかん(キシュウミカン)」というものがありますが、これは温州ミカンとは別の品種になり中国から伝わったミカンが、そのまま和歌山県で栽培されるようになったものです。
それでは本題のミカンの日持ちについての話に移ります。
ミカンの日持ち
この時期になるとミカンをまとめて買ったり、箱でいただいたりしますよね。そんなときに知りたいのがミカンの日持ちです。
ミカンの保存には、3~8℃の環境が適温とされ、冷蔵庫の野菜室はこの環境に当てはまります。でも、段ボール箱のミカンは野菜室には入りませんよね。そこで、このような場合の保存方法を紹介します。
段ボール箱で保存する場合
やり方
ミカンを一度、箱から全部取り出し、カビが生えているものや傷んでいるものを取り除きます。(取り出すときに上に入っていたミカンと、下に入っていたミカンを分けておくと3の作業が楽になる)
新聞紙をクシャクシャに丸め、段ボール箱の中に敷きます。
上に入っていたミカンから先に、ヘタの部分を下に向けて入れます。
ミカンの上に新聞紙をかぶせ、直射日光が当たらない涼しい場所で保管します。
ヘタの部分を下にすることで、傷むスピードを遅らせることができます。これは、ミカンはヘタの周り(上の部分)の方が皮が硬いからで、重みに耐えられるということです。あとは風通しを良くするために蓋は開けたままで保管します。
一度出すのはチョット面倒だなという方は、裏側から開封するようにしましょう。ほとんどのミカンはヘタが上にくるように入れられているので、荒っぽいやり方ですが段ボール箱をひっくり返して裏側から開封すれば手間が省けます。でも、傷んでいるもののチェックは必ず行ってください。それから、カビが生えているミカンは絶対に食べないようにしましょう。
保存期間は冬場の室温で、2週間程度になります。
冷蔵庫で保存
冷蔵庫の野菜室に空きがあるようなら野菜室がベストです。
やり方
乾燥を防ぐため、1個ずつキッチンペーパーや新聞紙などで包みます。
ポリ袋や保存袋などに入れて、冷蔵庫の野菜室で保存します。
冷蔵庫の野菜室で保存するこの場合も、必ずヘタの方を下にして保存しましょう。
保存の目安は、2週間程度になります。(長期保存は甘さが抜けてしまうため)
チョット雑談
ミカンを揉むと甘くなる?
ミカンを揉むと、ミカンの細胞が衝撃で傷つきます。すると、ミカンは傷を修復するために、「クエン酸」を消費して修復しようとします。クエン酸は酸味の原因である物質なので、クエン酸の量が減って酸味が低下して甘く感じるようになります。
揉むと甘くなる理由は、甘みが増すわけではなく、クエン酸(酸味)が減少したからなんですよ。
ちなみに、もともと酸っぱいだけの甘みのないミカンには、ほとんど効果がないので無意味といえます。
今日の最後に
ミカンの日持ちは冬場であっても2週間くらいになります。暖房があたらない涼しい場所で保管するようにしましょう。食べきれない場合は、冷凍しちゃいましょう。
やり方
水で軽く濡らした後、金属製トレイにのせて冷凍庫で急速冷凍します。
表面に霜が張ってきたら、もう一度水でよく濡らし、再度冷凍します。
完全に凍ったら空気が入らないよう冷凍保存袋に入れ、そのまま冷凍保存します。
この状態で、1ヶ月くらい保存できます。 食べるときは、一度お湯にくぐらせることで皮がむきやすくなりますよ。
ミカンが美味しい季節です。ビタミンCが豊富なので、肌荒れや風邪予防に効果的です。一日に1~3個食べると良いですよ。でも、食べ過ぎるとビタミンCの作用により、お腹がゆるくなる場合があるので注意してください。ミカンを食べて元気に過ごしましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。