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旬の芽キャベツ! 茹でる理由はアク

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芽キャベツ




こんにちは
寒いですよね。それでも美味しいものはたくさんありますよ。冬の野菜、芽キャベツです。小さくてかわいい野菜ですが、今が美味しいときなんですよ。
ところで、芽キャベツを食べるときは茹でますよね。これってどうしてなのでしょうか。
そこで今日は『芽キャベツ』についてお話をしたいと思います。


芽キャベツ


芽キャベツ



 芽キャベツは、ベルギーのブリュッセルが原産の野菜で、16世紀頃にケールの品種改良により生まれました。 キャベツと同じアブラナ科ですが、1つの株から50~60個も実を付けます。その姿から、別名「子持ちキャベツ」とも呼ばれています。キャベツのミニチュアと思われていますが、キャベツとは別の品種なんですよ。


 日本へは、明治元年の1868年にオランダ人により持ち込まれました。当時はあまり普及せず、一般家庭で用いられるようになったのは第二次大戦以降のことです。現在、国産の芽キャベツは主に静岡県で栽培され全国の約9割を占めています。



芽キャベツは栄養満点


芽キャベツ


 小さな野菜ですが、栄養価は高く普通のキャベツと比べると、ビタミンCは約4倍、β‐カロテンは約12倍も多くなります。レモンやイチゴよりビタミンCが豊富で、6個程食べるだけで、1日のビタミンC所要量をほぼ摂取することが出来ます。


 キャベツといえば、ビタミンUですよね。ビタミンUの別名は「キャベジン」といわれ、薬でもお馴染みですですよね。芽キャベツにもビタミンUはちゃんと含まれているんですよ。なので、タンパク質の生成を促す働きがあり、傷ついた粘膜を修復する作用があり、胃潰瘍の予防などに期待出来ます。



芽キャベツを茹でる理由は?

 多くの栄養が含まれる芽キャベツですが、食べる際には茹でてから食べることになります。


 「キャベツと似ているのに何故?」と思われますが…。


 答えは、芽キャベツはアクが強い野菜なんです。茹でることで苦味が抑えられるので下茹でします。


 それに巻きが強く硬いので、茹でて柔らかくします。これも理由の一つになります。


 冒頭の疑問の答えは、この2つになります。もちろん、野菜ですから生食もOK!苦味や硬さが気にならないのであれば生でも食べても大丈夫です。



下茹でのやり方
  1. 芽キャベツの茎は汚れている場合があるので、薄く切り取り洗います。

  2. 外側の皮を1~2枚剥きます。

  3. 火の通りを良くするために、茎に5mm程度の深さで十文字に切り込みを入れます。

  4. 鍋に水を張り沸騰させ、3分程塩茹でにします。(小さいものなら1分半~2分でOK)

  5. ザルに上げ、粗熱を取って完成です。


 茹でた後に水にさらすと、水っぽくなりますので、ザルのまま冷ましてください。なので、余熱で火を通すので少し硬めに茹でることがポイントになります。


 すぐに食べないときは、冷凍保存しましょう。保存期間の目安は、1~2ヶ月になります。煮込み料理なら凍ったまま使えますよ。



 レンジなら栄養を逃さずに下処理できます。



レンジのやり方
  1. 芽キャベツの茎を薄く切り取り洗います。

  2. 外側の皮を1~2枚剥きます。

  3. 火の通りを良くするために、茎に5mm程度の深さで十文字に切り込みを入れます。

  4. 耐熱皿にのせ、ふんわりとラップをかけます。

  5. レンジ600Wで3~4分加熱します。

  6. 自然に冷まして完成です。



今日の最後に

 芽キャベツを茹でたから食べ理由は、アク(苦味物質)を多く含んでいるからです。芽キャベツはアクが多いので下茹でしてから食べることをお勧めします。下茹ですれば柔らかくなるので一石二鳥ですよ。


 芽キャベツの旬は、11月から3月頃です。ビタミンCやβ‐カロテンがとても豊富で免疫力アップなどの効果があり、今の季節にはピッタリの野菜です。メジャーな食べ物ではありませんが、美味しい時期なので召し上がってみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。



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