キウイフルーツ！ グリーンとゴールドの違いはなに？
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こんにちは
キウイフルーツって食べますか。一年中お店で見かけるフルーツですが、果肉が緑色のキウイフルーツと黄色のキウイフルーツがありますよね。なにか違いがあるのでしょう。
そこで今日は『キウイフルーツ』についてお話をしたいと思います。
キウイフルーツ
キウイフルーツは、中国の長江沿岸地方が原産のフルーツで、別名「チャイニーズ・グーズベリー」ともいわれています。原産国の中国では、ほとんど栽培が行われていませんでした。
キウイフルーツといえばニュージーランドが有名ですが、これは1904年にニュージーランドから来た女性が、中国から「ヤンタオ」という果物の種子を持ち帰ったことでニュージーランドへ伝わり、その後、品種改良されて現在のキウイフルーツが生まれたそうです。原種は現在のものとは少し違うようです。
キウイフルーツの名前の由来は、形がニュージーランドの国鳥である「キウイ」に似ていることから 1950年代に「キウイフルーツ」と命名されました。
日本へは昭和40年頃に、ベジタブルフルーツとしてアメリカから伝えられました。その後、昭和48年に石川県野々市町・加賀市で本格的な栽培が始められ、日本でも比較的栽培しやすいことからミカンの産地を中心に広まっていったそうです。今では、愛媛・福岡・和歌山などでの生産が盛んになっています。
キウイフルーツには、様々な品種があります。その中でもヘイワードとゴールドキウイはキウイフルーツの代表的な品種になります。
ヘイワード
日本で出回っているキウイフルーツの大半が「ヘイワード」です。
果肉が、緑色で酸味と甘味のバランスが良い品種です。
ゴールドキウイ
ニュージーランドのゼスプリ社が開発した果肉が黄色いキウイで、「ゼスプリゴールド」がよく知られています。糖度が20度前後と高く、甘みが強い品種です。しかし日持ちが悪いため、旬の5月から8月頃までしか出荷されません。
では、キウイフルーツのグリーンキウイ（緑色）とゴールドキウイ（黄色）とでは何が違うのでしょうか。
キウイフルーツの違い
果肉の見た目の違いはもちろんですが、グリーンキウイとゴールドキウイの違いでわかりやすいのが味（甘さ）の違いです。
グリーンキウイの方が酸味が強くなります。ゴールドキウイは酸味よりも甘味が強くなります。その他にも、栄養に違いが現れます。
グリーンキウイの良いところ
グリーンキウイの良さは、食物繊維がゴールドキウイより多いところです。数値で見ると、グリーンキウイが3gなのに対し、ゴールドキウイは1.7gとなり、食物繊維ならグリーンキウイの勝利です。また、グリーンキウイには胃でタンパク質の消化を助けてくれる「アクチニジン」という酵素が豊富に含まれて胃腸の負担を減らしてくれます。ちなみに、「アクチニジン」はゴールドキウイには無いものなんですよ。グリーンキウイのアクチニジンはお肉をやわらかくしてくれるので、お料理に使えます。
ゴールドキウイの良いところ
ゴールドキウイは、甘さを追求して品種改良されてものなので、甘さはグリーンキウイより優れています。また、ゴールドキウイはビタミンCが非常に多く含まれています。レモン8個分以上も含まれているんですよ。実際に比べてみると、グリーンキウイが69mgなのに対してゴールドキウイは161mgと圧倒的に多くなります。美味しくビタミンCを摂るならゴールドキウイです。
これは違いに入るのかわかりませんが、キウイフルーツは皮を剥いて食べますが、ゴールドキウイは皮も食べることができます。表面がツルツルしているのでリンゴのように皮ごと食べても大丈夫なんです。
皮を食べるメリットは、食物繊維の摂取量が2倍になり、さらに皮に含まれるポリフェノールやビタミンEも摂取できることです。もともと食物繊維が少ないので皮ごと食べると補うことができます。
このようなことから、食物繊維や食後の消化促進なら「グリーンキウイ」、甘さとビタミンCなら「ゴールドキウイ」になります。なお、その他の栄養には大差はありません。
今日の最後に
キウイフルーツの違いで、一番に感じるのが甘さの違いです。ゴールドキウイの方が甘さを追求して造られたものなので圧勝です。でも、完熟のものならグリーンキウイも甘いのであとはお好みということになりますね。そうそう、キウイフルーツは追熟される必要があるので、20度前後の部屋に置いて熟してから食べてくださいね。指で軽く押して弾力があれば食べ頃です。
国産のキウイフルーツは12月~3月が美味しい時期になります。ビタミンが豊富なフルーツで、グリーンキウイ２個で1日分のビタミンCが補えますよ。ゴールドキウイに至っては1個で十分です。美味しい時期なので風邪予防や疲労回復のためにも、召し上がってみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
