おせち料理とゴボウの関係!
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こんにちは
お正月も近づき、歳の瀬を感じますね。お正月といえばすぐに、おせち料理を思い浮かべてしまいますが、特別なお料理なので待ち遠しいです。
ところで、華やかなおせち料理の中に少し地味目なゴボウを使ったお料理がありますよね。見た目が地味なのに、どうして使うのでしょうか。
そこで今日は『おせち料理とゴボウ』についてお話をしたいと思います。
おせち料理とゴボウ
ゴボウは、ユーラシア大陸北部が原産の植物で、ヨーロッパから中国にかけ広い地域に分布しています。中国では古くから野生のゴボウを薬として使っていました。日本へは平安時代に中国から薬草として渡来しました。当初は薬として使われていましたが、食用にするために日本で品種改良が行われました。この当時に、ゴボウを食用とするのは日本人だけだったそうです。現在でも、日本をはじめ台湾や韓国くらいでしか食用にされていません。
日本では、お正月のお料理にゴボウは欠かせない食材の一つです。ゴボウは、長くまっすぐに根を張ることから縁起のいい食材とされてきました。
ゴボウに込められた意味は、地面にしっかり根を張って生きていけるようにという願いがあります。他に多くの願いが込められていますよ。
健康・延命長寿への願い
家業が地に根付くようにへの願い
豊作への願い
良い運気への願い
おせちのゴボウ料理
地味な食材ですが、おせち料理にゴボウを使う理由にはたくさんの願い込められています。一般的には「たたきゴボウ」や「八幡巻き」になりますが、これらのお料理にも意味があります。
たたきゴボウ
軟らかく煮たゴボウを叩き、身を開いて食べます。身を開いて料理することから「開運」に通じるといわれます。
八幡巻き (やわたまき)
ゴボウを芯にして、牛肉などで巻き、タレを付けて焼く、または煮た料理です。長寿などを願うお料理です。
京都の八幡村(現在の京都府八幡市)が発祥の地で、本来はウナギやドジョウ、穴子などで巻いたお料理です。「八幡」の地名がそのまま使われています。
たたきゴボウの作り方
用意するもの(4人分)
ゴボウ 200g
白ごま 大さじ1
塩 少々
酢 少々
醤油 大さじ2
みりん 大さじ1
作り方
ゴボウをたわしで洗い、麺棒などで軽くたたき崩します。
鍋に入る長さに切ります。
白ごまはフライパンで乾煎りして、すり鉢で粒が残る程度にすります。
鍋にお湯を沸かし、塩・酢各少々、ゴボウを加え2~3分ほど煮ます。
ザルに上げ、3~4cm長さに切り揃えます。
白ゴマに醤油大さじ2、みりん大さじ1、酢大さじ1を加えて混ぜ、 熱いうちにゴボウを加え和えます。
完成です。
半日くらい置くと味が染み込んで美味しくなりますよ。保存は冷蔵保存で、3~4日程度になります。
今日の最後に
おせち料理にゴボウを使う理由は、大地にまっすぐに根付くということから「健康・延命長寿」への願いが込められているからです。ゴボウは地味に見えますが、隠れた主役といっても良いくらいですね。
冬はゴボウが美味しい季節です。ゴボウは、食物繊維の宝庫、腸の動きを整えて大腸がんを防ぐ効果や便秘の改善効果などがありますよ。腸活に最適なゴボウを召し上がってみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。