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お正月! お雑煮はいつ食べたらいいの?

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お正月




こんにちは
今年もあとわずか、一年ってはやいですね。でも、お正月は美味しい食べ物が沢山あるから楽しみですよ。お正月といえば、やっぱりお餅です。
ところで、お雑煮はいつ食べると良いのでしょうか。元旦の朝?
そこで今日は『お雑煮』についてお話をしたいと思います。



お正月のお餅


鏡餅



 お正月といえばお餅です。 お正月にお餅を食べるようになったのは、平安時代に宮中で健康と長寿を祈願して行われた、お正月の行事「歯固めの儀」に由来します。


 「歯固めの儀」は、お正月の三が日に歯応えのある物を食べて、歯を丈夫にし、健康長寿を願う行事です。お餅に限らず、栗、カヤ、大根、串柿、カブ、スルメ、昆布なども硬い食べ物に入ります。


 お正月にお餅を食べるようになりましたのは、この「歯固めの儀」でお餅を食べた風習が残り、「ハレの日」であるお正月にお餅を食べるようになりました。



お正月とお雑煮


お雑煮


 お正月のお餅は、歳神様(元旦になると山など高い場所から各家にやってくる来訪神)をお迎えするために、前の年に収穫したお米から作ります。そしてお餅をお供えし、昨年の収穫や無事に感謝し、新年の豊作や家内安全を祈ります。そして、お供え物をお下がりとして食べたことがお雑煮の始まりです。


 新年の最初に、井戸や川から汲んだ若水(わかみず)で、初めての火でお供え物を煮込み食べます。


 ということで、お雑煮を食べるタイミングは元旦の朝、神様手を合わせたあと、お供え物をさげてお雑煮にして食べてます。(鏡餅は、鏡開きの日までお供えしておきます。一般的に関東では1月11日で、関西では20日です。)


 ただ、現代では昔とは生活が異なり、活動時間も人それぞれです。なので神様に感謝することは忘れずに、少なくとも三が日のうちに食べると良いですよ。



ちょっと雑談、お雑煮の語源


お雑煮


 お雑煮は、その昔は「臓腑」を保養するという意味から保臓(ほうぞう)と呼ばれていました。しかし煮る料理であることから、煮るという意味がある割烹の「烹」の字があてられて、「烹雑(ほうぞう)」と呼ばれるようになり、さらに転じて「雑煮」になったそうです。


 また、お雑煮を食べるときは、両端が細長くなっている祝い箸というものを使います。これは、一方を人が使い、もう一方を神様が使うという「神人共食」を表す箸です。とても縁起の良い箸なので、お雑煮を食べる際にはこの箸を使って食べてくださいね。



今日の最後に

 お正月にお雑煮を食べるタイミングは、元旦の朝になります。しかし昔と今では生活が異なるので三が日(1月1日~3日)に食べると良いですよ。


 また、お雑煮を食べる際は、次のことを意識しながら食べると、縁起が良くなるといわれていますよ。


  • 毎日、お餅をひとつずつ増やしながら食べる。

  • お節料理を食べた後に、お雑煮を食べる。


 だからといって食べ過ぎには注意してくださいね。それと、お餅の事故が多くなりますので、ゆっくりとよく噛んでから飲み込むようにしましょう。良いお正月をお過ごしください。
最後までお読みいただきありがとうございました。