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初詣! 参拝の甘酒には願いが込められている

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初日の出




あけましておめでとうございます🎍
無病息災!今年も宜しくお願い致します。


新年ということで、初詣には行かれましたか。はじまったばかりなので、これからという方も多いと思います。
ところで、初詣に行くと甘酒を振る舞われている場合がありますよね。甘酒って縁起が良い飲み物なのでしょうか。
そこで今日は『初詣と甘酒』についてお話をしたいと思います。


初詣


初詣



 初詣は、年が明けてから初めて神社や寺院などに参拝し、新年の無病息災や平安無事などを祈願することをいいます。お正月の三が日にかけて参拝することが一般的です。


 初詣の起源は、平安時代から行われていた「年籠り」というもので、大晦日の日没から氏神様のいる神社に籠って祈祷するというものが始まりです。現在のような形式になったのは、明治時代から大正時代頃からといわれています。この頃から「松の内」の間に行けば良いとされるようになったそうです。(本来は、お正月の三が日に参拝します。)

 ※松の内とは、一般的には7日まで。古い風習では15日までといわれています。




初詣と甘酒


初詣と甘酒


 初詣に振る舞われている物といえば甘酒です。この甘酒にはちゃんと意味があるそうです。


 甘酒の原料は米麹で、お米から作られています。もともと、お米を作っている農家の方が前年の収穫に感謝して、収穫した米で甘酒を作り、お正月に奉納していました。このことから収穫に感謝し豊作を祈願する意味で初詣に振る舞うようになりました。


 もう一つ意味があり、本来ならお屠蘇を飲むことが習わしですが、甘酒なら老若男女問わず飲むことができます。このことからお屠蘇の代わりとして出されるようになりました。また、甘酒には体を温める作用や、保温持続効果があることから参拝に来られた方に振る舞われるようになりました。


 この二つのことが理由となり甘酒を振る舞うようになりました。なお、甘酒には2種類あり、米麹の物と酒粕から作られている物があります。酒粕から作られる甘酒は、アルコール分を含みますので車の運転には注意してくださいね。ちなみに、市販の甘酒は基本的にアルコール度数が1%未満の物がほとんどです。



お屠蘇(おとそ)


お屠蘇(おとそ)


 お屠蘇(おとそ)とは、「屠蘇散(とそさん)」という5~10種類の生薬を日本酒とみりんに浸したものです。お屠蘇を飲む風習は、平安時代に中国(唐)から伝わった風習で、この当時は貴族の方が、邪気払い、 長寿や無病息災を願いお正月にお屠蘇を飲んでいました。(屠蘇散は、ドラッグストアやスーパーなどで1包200円前後で手に入るそうです。)



今日の最後に

 初詣の甘酒には、神様への感謝と豊作祈願、お屠蘇の代わりとしての意味があります。無病息災や一年の邪気を払いの意味にも繋がりますので参拝の際に飲んでください。参拝に行くことができない場合には、ご自宅で甘酒やお屠蘇を飲んで祈願しましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。



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