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立春! 「立春大福」ってなんだろう?

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立春




こんにちは
2月に入り春が近づいているのを感じます。そう、立春です!
立春に食べると良いといわれているものがありますが、「立春大福」ってご存知でしょうか。
立春に大福?」 何か意味がありそうですね。
そこで今日は『立春大福』についてお話をしたいと思います。


立春


立春



 立春は、二十四節気(にじゅうしせっき)の最初の節気で、旧暦では一年のはじまりとされている日です。


 二十四節気は紀元前の中国で生まれた、太陽の動きに基づいた暦です。一年を4つの季節に分け、さらにそれぞれ6つの季節に分けます。一年を24分割するので、各節気はおよそ15日間になります。


 ちなみに、立春立夏立秋立冬の4つに分けることを「四立(しりゅう)」と呼びます。 四立の前日が「節分」になり、節分は年に4回あることになります。



立春の食べ物


生菓子


 立春は一年のはじまりです。今でいうお正月と同じなんです。立春ならではの食べ物がありますよ。


 そこで食べると縁起が良いとされるものがありますのでご紹介します。


立春朝搾り

 節分の夜から、もろみを搾り続け立春の早朝に搾りあげたお酒です。


立春朝生菓子

 立春の朝に作った生菓子です。その日に食べると縁起がいいとされています。椿餅、うぐいす餅、桜餅などがあります。


立春大吉

 節分や立春に「一年間の邪気を打ち祓い、新しい年も健康で幸せに暮らせるように」という願いが込められた黒豆や大豆を使用したお餅です。


立春大吉豆腐

 節分と立春に食べる豆腐のことを「立春大吉豆腐」といいます。古くから豆腐は、邪気を払うたべものとされており、白い豆腐は体を清める力があるとされています。立春の前日と立春当日、2回食べます。


立春大福

 「立春大吉」に由来した食べ物です。縁起が良いと言われている大福に、立春大吉の厄除け効果が加わった和菓子で、「立春大吉」という言葉にあやかって生まれました。


 ※立春大吉は、立春の日に禅寺では「立春大吉」を書いた紙を門に貼る習慣があります。「立春大吉」と書かれた紙を貼ることによって厄除けを意味します。その理由は、「立春大吉」を縦書きにすると左右対称になります。そして、裏から見ても表から見ても「立春大吉」と読むことができます。

立春大吉


邪気を持つ鬼が入ってきたとき、「立春大吉」のお札を目にすると、「まだ、家の中に入っていない」と勘違いして出て行ってしまうという言い伝えから、立春の日の早朝に貼るようになりました。

裏から読んでも表から読んでも同じ「立春大吉」は、鬼を混乱させ、出て行かせることになり、1年を平穏無事に過ごせるようになります。


 一年のはじまりの日に、邪気を払いの食べ物をお試しください。



今日の最後に

 立春大福は、立春の朝に禅寺の門に貼られる厄除けのお札の「立春大吉」の意味にあやかって生まれた和菓子です。ちなみに、「立春大吉」のお札は檀家さんに配るだけで、一般には授与しないところがほとんどみたいです。ですが、自分で作っても良いそうなので紹介します。


やり方
真っ白な紙(半紙や和紙)を用意します。
縦に墨で「立春大吉」と書きます。
「フッフッフッ」と自分の息を吹きかけ完成です。

立春の日の0時~午後7時22分の間に書くのが正式とのことです。


 立春には大福を食べて、良い一年にしましょう。赤い食べ物は邪気を祓う食べ物だから、苺も効果的ですね。立春は、いちご大福で決まり!
最後までお読みいただきありがとうございました。



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