如月! うぐいす餅でひと足早い春!
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こんにちは
暦の上では春なのに、2月はまだまだ寒いですね。この時期になるとよく見かける和菓子がありますよね。
そう、うぐいす餅です。綺麗な黄緑色の和菓子で売り場で目をひかれることが多いと思います。少し気になったので取り上げてみたいと思います。
そこで今日は『うぐいす餅』についてお話をしたいと思います。
鶯餅(うぐいすもち)
鶯餅(うぐいすもち)は、春告げ鳥ともいわれている「鶯(うぐいす)」をおもわせる和菓子です。こし餡を求肥など楕円形に包み、左右に引っ張り鶯の形にして、うぐいす粉(緑色のきな粉)をまぶし仕上げます。
※求肥(ぎゅうひ)は、粉状のもち米を粉に水や砂糖を足しながら練り上げて作った食べ物です。つきたてのお餅のようにやわらかく、時間が経っても硬くならないのが特徴です。そのまま食べるだけではなく、大福やすあま、アイス菓子にも使われています。
名付け親はアノ武将
うぐいす餅の由来は有名な話です。
天正年間(1580年代)に大和郡山城主豊臣秀長が、茶会に豊臣秀吉を招きました。そこで秀吉をもてなすために、御用菓子司の菊屋治兵衛が餅菓子(粒あんを餅で包み、きな粉をまぶしたもの)を考案しました。献上したところ、秀吉が気に入り自ら「鶯餅」と命名しました。以来、このお菓子は「鶯餅」と呼ばれるようになったそうです。
昔のままの味
ここに登場する菊屋さんは、お城の大門を出て町人街に和菓子屋を開いたそうです。そして400年経った現在でも、和菓子屋さんは「本家菊屋」として現存しています。
うぐいす餅は早春の和菓子ですが、こちらのお店では通年を通して「御城之口餅 (粒餡きな粉餅)」という名前で販売しているそうです。さらになんと、お取り寄せ可能とのことです。
和菓子がお好きな方はリンクを載せておくので是非!
手作りうぐいす餅!
うぐいす餅は、自宅でも作ることができますよ。
用意するもの(12個分)
こし餡 240g
白玉粉 100g
水 150cc
砂糖 70g
青きな粉(うぐいすきな粉) 大さじ2~3
作り方
こし餡を12等分(各20g)にして丸めます。
ボウルに白玉粉を入れ、水を少しずつ加えながらよく混ぜ、ふるった砂糖を加えてさらに混ぜます。
耐熱容器に移し、ラップをかけて、レンジ500Wで2分加熱します。
一度レンジから取り出して全体を混ぜたら、再度ラップをかけて2分加熱します。
全体をよく練り混ぜて、なめらかな餅状にします。
トレーを用意して青きな粉(大さじ1~2)をふるいます。
先程、レンジ加熱した求肥が温かいうちに12等分し、手に青きな粉をつけながら丸くのばし、餡をのせて包みます。
俵型に成形して、閉じた方を下にし、両端をつまんで鶯の形にします。
仕上げに青きな粉(大さじ1/2)をふるいながらかけて完成です。
青きな粉を用意できない場合は、普通のきな粉に抹茶などを混ぜて使ってくださいね。春の和菓子です、挑戦してみてくださいね。
今日の最後に
うぐいす餅は、豊臣秀吉が命名したとされている和菓子です。鶯に似せて作ったうぐいす餅は、仕上げに青きな粉をかけて食べます。
一般的にうぐいす餅は春限定の和菓子です。お店で見かけたら、ひとつ購入されてみてはいかがでしょうか。ひと足早い春をどうぞ!
最後までお読みいただきありがとうございました。